【2013年5月】イギリスのチェスターには初めて行きました。
白壁に黒っぽい木材が模様のように出ているハーフ・ティンバー・スタイルと呼ばれる建物が軒並み並んでいて圧巻です。
このスタイルはチューダー様式と言われていて、15世紀末から17世紀初めのものがオリジナルだそうですが、チェスターに並ぶ家々は19世紀のヴィクトリア時代のものが多いんだそうです。
目抜き通りの建物は隣通しがつながっていて、二階もベランダのような廊下でつながっています。
二階にも店が並んでいて、ところどころにある階段で二階に上がれるようになっています。
こういう形のショッピング街はここが初めてなんだそうです。
ネットで調べて分かったのは、この町の不動産の多くがデューク・オブ・ウエストミンスターの持ち物なのだそうです。
このツアーでロンドンを出るときに、「建物に赤茶色の帯があるものはデューク・オブ・ウエストミンスターの持ち家だ」と説明を聞いたのを思い出しました。
イギリスでは貴族が一般の町の建物を保持しているという時代錯誤なことがまかり通っているのです。
平民には想像しがたい全く別世界で暮らしている人々がまだいるんですねぇ。