【2021年12月】ポルトガルのリスボンのエアビーアンドビーに荷物を置き、さっそく食事に出かけました。
何しろ、早起きしたので、空腹だったのです。
幸い、ポルトガルはスペインと違って、レストランが常識的な時間にオープンするようです。
エアビーの人に教わった近所の食堂へ出かけました。
エアビーが入っているアパート群が面している坂道、Calcada do Combroを上ります。
リスボンの道は、というか、ポルトガルのたいていの町の道は坂道です。
こういう所で生まれ育ったら、足腰が強くなるだろうなあと思いながら、はあはあ言いながら上りました。
行き着いたレストランは、Zebras do Combro という名前です。
エアビーの人が「とっても小さいレストランだけど、いい?」と念を押した通り、こじんまりしていて、全く気取ったところのない庶民の食堂のイメージ。
壁がタイルで覆われていて、ごちゃごちゃっとしていて、いい感じです。
この手の店では、英語が通じないのが常なので、覚悟していたら、なんのなんの、ちゃんと英語のメニューもあり、かなり流暢に英語を話すウエイトレスがいました。
後で分かったことですが、この食堂だけでなく、ポルトガルはお隣のスペインと異なり(ひと月前にスペインを旅行したばかりなので、つい比べてしまいますが)、英語がかなり通じます。
ポルトガル語がまるで分からない私達には大助かりでした。
さて、ここでは、まずGambas Guilho というエビの炒め物を前菜にとって二人でシェアしました。
ガーリックが効いたソースが美味なり。
メインには、私はタコ、夫はポルトガルの国民食、バカリャウ(タラの塩漬けの干物)。
どちらも正解でした。
特にバカリャウは、Brazという名前の、玉ねぎや芋と一緒に卵でとじた料理で、マイルドな味わい。
後でネットで調べたら、バカリャウ料理の定番なのだそうです。
私のデザートは、スペインで食べられなかったプリン・フラン。
過去の経験から、ポルトガルのプリンは密度が高く重たいと知っていましたが、やはり、ここのもそうでした。
大きく作ったものから四角く切った形で出されました。
重たい割には、味が薄かったので、ちょっとガッカリ。
私はかなり濃厚なプリンが好きなのです。
夫はライスプディングを選びましたが、一口もらったら、こちらの方が美味しかったかも。
ワインは、アレンテージョ産の白ワインで、割とあっさりしていて良かったです。
以上で、お会計は50.10ユーロ(6600円ほど)ととてもリーズナブル。
ただし、ここはキャッシュのみだったので、夫が近所のATMまで行ってお金をおろすという一コマが付きました。