【2016年3月】またまた用事があってイタリアのトリノに行きました。
前回、時間の関係で行きそこなったレストランに今回こそは、と張り切って臨みました。
ネット上でとても評判の良いStefano Fanti al Ristorante Circolo dei Lettori というレストランです。
ロケーションが変わっていて、17世紀後半に建てられたパレスの中にある「文学者たちのサークル」という一種のクラブの中にあります。
お昼を食べに行っただけなのに、立派な建物のドアのベルを押し、暗証番号を押さないと入れません。
たまたま係の人がいたので、私達は立ち往生せずに済みましたが。
レストランは古めかしい内装で、きちっとフォーマルなウエイターたちが効率的に働いています。
私は前菜にカタツムリ(ネギと芋と一緒に煮込んでありました)、メインに鳩料理を食べました。
そうです、私はちょっと変わったもの(ゲテモノ?)を試すのが好きなのです。
手が込んでいるお料理で、大満足。
夫はタルタルなど三種の小皿の前菜とイノシシのソースのパスタでした。
おなかが一杯でデザートは食べられませんでしたが、ピエモンテの割と良いワイン一本も含めて91ユーロと納得のいく値段でした。
この「文学者たちのサークル」には十の部屋があり、図書館には11000冊を超える本が備えてあるそうです。
文学にちなんだイベントやコース、ツアーなどを催しているとのこと。
若者が病院へ赴いて、本を朗読するサービスもあるそうです。