【2022年11月】スペインのバルセロナに着いた時に、ホテルの人が真っ先に紹介してくれたのが、Cerveseria Catalana というレストランでした。
私達のホテル、Circa 1905 の近所にあり、なんでも「ヨーロッパで一番おいしいタパス屋」なのだそうです。
それで初日のお昼にさっそく行ってみたのですが、すでに満員で、門前の紙に名前を書いて呼ばれる方式。
その日は予定があったので諦め、翌日の夜に再訪しました。
この時は、私達に時間があったので、しばらく待ってもいいや、という心構えで行ったのですが、40分待ちだと言われて少し、気持ちが萎えました。
それでも、それほどの人気の店に行かないわけにはいきません。
それで、辺りを散歩して時間をつぶし、ようやく入れました。
予想していたのと全く違っていて、中はモダンな内装で、広々としています。
お客さんは、見るからにツーリスト風の人達ばかり。
おそらく、あちこちのガイドブックに載っているのでしょう。
私達のガイドブックには見当たりませんでしたが。
案内されたテーブルの右隣がフランス人グループ、左隣は中国人。
しばらくして、左隣は米国人に変わりました。
最終的に、右隣に中国人グループが来て、非常に騒がしかったので、落ち着かず、食べ終わったら早々に出てきた次第です。
客が外国人なら、ウエイター達も外国人が多く見受けられました。
さて、肝心のお食事ですが、ナスの揚げ物と、サツマイモの揚げ物は独特で美味しかったです。
それから、ウェイターたちがテーブルを練り歩いて披露した子豚の丸焼き(私達はロックダウン中に、これをロンドンのスペイン料理店に注文して届けてもらったことがあります)も期待通りの美味しさ。
でも、そのほか頼んだ2種類のイカの揚げ物やタコ、シーフードグリルは、ごくごく普通。
まずくはなかったですけれど。
デザートに食べたココナツ・プリンは良かったです。
ワイン1本とへレス・デ・ラ・フロンテーラ産のデザートワインも含め、全部で€80未満(12000円弱)とお値段は至ってリーズナブルでした。
そこが人気なのかな。
でも、私に言わせると、40分待ちの価値はなかったと思います。
ホテルのおばさん、来る人来る人に「欧州一のタパス屋」と紹介しながら、きっと自分では長いこと、行ってないのではないでしょうか。
食べ物関連で思い出しましたが、この日の昼間、路上で焼き芋を売っている人がいました。
焼き栗はよく見かけますが、日本以外で焼き芋が売られているのを見たのはこれが初めてでした。