いつもと違うイタリアでのフォトマラソン

いつもと違うイタリアでのフォトマラソン

【2019年3月】写真を撮るのが好きな私達は、これまでに何度もフォトマラソンに参加してきました。

これは一日のうちにテーマに沿って写真を撮る一種の写真コンテストです。

今回はこれまでとは少し異なるフォトマラソンに参加しました。

イタリアでフォトマラソンを組織している団体が、同国のチャリティー・イベントに参加したもので、我々の参加費からコストを差し引いた利益がチャリティーに贈られるという趣旨

写真を撮る時間は通常の24時間ではなく、30時間でした。

というのも、そのチャリティー・イベントが「命のための30時間」という名前で、30時間に渡って、テレビ番組を通じて募金を募るものだからです。

そして、写真を撮る場所については、通常は町を限るのですが、今回は「イタリア国中、どこでも良い」という決まり。

テーマについても、いつもは9テーマ出されるのですが、今回はわずか3テーマで、それぞれについて一枚提出すれば良いという、ゆるい規則でした。

テーマが発表される時間はいつもと同じで、10時、13時、16時の三回。

ネットを通じて出されます。

たまたま、ミラノに滞在している日で、天気も良かったので、コモ湖に面したレッコへ遠足しました。

最初のテーマは、「不可能なことは何もない」。

これは難しい。

町中を歩き回った末、トランプ米大統領と金・北朝鮮最高指導者が向かい合って抱擁しようとしている人形があったので、それを撮って、このテーマの写真としました。

夫は高い岩山の中腹に、小さく見える家の写真を撮りました。

レッコでは湖沿いにマラソン大会が開かれていて賑わっていましたが、日曜日で店は閉まっているし、少し期待していた市場も開かれていませんでした。

せめてこの町で一番目立つ教会の塔に登ってみようかと行ってみましたが、塔に登れる日は限られていて、この日はダメ。

教会自体はミサの最中で入れませんでした。

ちょっと期待外れのレッコでしたが、古風なカフェを見つけたので、入ってみました。

ここの名物だというザバイオーネとレッコのビスケットのセットを食べました。

かなりアルコールが効いていて、食べ甲斐があります。

夫は、イタリア人がカーニバルの時期に食べるお菓子、キアッキエーレを食べていました。

なかなか良い雰囲気の店だったので、ここで何枚か写真も撮りました。

Santa Marta という店です。

13時に出されたテーマは「目に見えないもの」。

これは何でも良いようで、逆に難しい題材です。

いろいろ考えたのですが、先のカフェで撮った一枚にテーブルと椅子が写っていたので「ここに座っていた人々」という題名にして、このテーマの写真に充てました。

夫は香水の写真を撮り、「香り」。

最後のテーマは「家族のように」。

この時点では、エネルギーが萎えていて歩き回る気力がなく、ホテルに戻って、適当な写真を撮った次第。

このフォトマラソン、楽でしたが、やはり、いつものの方が気分が盛り上がり、やり甲斐があるな、と思いました。

ちなみに、このチャリティーは、イタリアの国内外で医療関係のプロジェクトを推進するのが目的

1994年に始まり、これまでに740のプロジェクトを立ち上げたそうです。