【2016年5月】スロバキアのブラチスラバで、レストランから旧市街に向かって歩いていたら、とても可愛らしい教会に出くわしました。通称、「青の教会」と呼ばれる聖エリザベス教会です。20世紀はじめに建てられたアールヌーボー様式のデザイン。青で統一したお菓子の家といった感じで、ちょっとガウディ風、ちょっとディズニーランド風でもあります。でもれっきとしたカトリック教会です。隅々まで凝ったつくりで見飽きません。私たちが行った時間は中には入れないように、入り口が柵で閉じられていましたが、女の人が柵ごしに中へ向かって十字を切っていました。聖エリザベス(現地語ではアルジェベーティ)はハンガリー王国の王女だった人ですが修道女となって貧しい人に手を差し伸べた人だそうです。正面のモザイク画に彼女が描かれています。
お隣の黄色っぽい高校も同様のアールヌーボー風の素敵な建物でした。どうやら、同じ人が作ったもののようです。半面、向かい側の建物は荒れ放題。共産主義時代の病院だったものを、誰かが買い取ったまま放っているという話を後で聞きました。