【2014年11月】この写真の通りのちょっと先にあるポルトガルのモンサント村の観光案内所で、周辺の村への観光タクシーをアレンジしてもらいました。
で、タクシーを待っている間に案内所のお兄さんとおしゃべり。
モンサントへの観光客は増えているのかと尋ねたのが始まりです。
彼によると、減っているのだそうです。
「ポルトガル人はお金がないからね。
政府の債務返済のための税金が高すぎて、一般市民の生活は困窮している。
この辺りなら立派な土地が10000ユーロで買えるけどどう?ポルトガル国民なら、同じ土地を2500ポンドで買える優遇措置があるけど、誰もそんなお金を持っていない」と言っていました。
さらに「政府が腐敗しているのが問題だ。
(第二次大戦前から1974年までの)独裁政権時代は政治について黙ってさえいれば、国民は自由で豊かだった」と昔を懐かしむ発言。
確かにポルトガルは、欧州連合(EU)の中の西欧の国としては、平均収入が一番少ないようです。
賃金が安ければ外国資本が入って国が豊かになりそうなものですが、そうなるまでには時間がかかるのでしょうね。