【2023年9月】スコットランドのグラスゴーの町に出てみて、まず気づくのは坂道ばかりだということです。
丘の斜面に家が建て込んでいる町らしく、ホテルは平たい通りに面していますが、そこから直角に出ている道は全て、坂道。
かなり勾配が急な部分もあって、荷物無しでも歩くのはけっこう、大変です。
町の印象はまるで異なりますが、坂が多いという点では、エディンバラと同じでした。
古い建物の色の暗さがスコットランドらしいのですが、ホテル周辺のこの辺りは新旧の建物が混ざっていて、風光はあまり明媚ではありません。
どんよりした曇り空のせいだったかもしれませんが。
さて、この町で最初に何をしたかというと、食事です。
午後4時過ぎと、中途半端な時間でしたが、こんな時間でもちゃんとした食事ができることは、英国の良いところです。
欧州大陸では、まず無理でしょう。
夫がネットで、Mini Grill というスコティッシュ・ステーキハウスを見つけました。
小ぎれいなレストランで、ハイランド・カウがトレードマーク。
ひょっとしてハイランド・カウのお肉なのかしら。
前菜は、スコットランド名物のハギスが3つ並んだハギス・トリオという名前の料理を夫とシェアしました。
それぞれ、パン粉でくるんであったり、春巻き風だったりと手が込んでいました。
メインはBavetteビーフと、Venison Saddle を取って、夫と半分ずつ食べました。
このBavetteは、検索したら、ハラミですね。
柔らかくて味わい深いとメニューに書いてあったのですが、そのどちらでもなく、ソース無しでは味が足りませんでした。
ソースはチミチュリを選んだのですが、どうもコリアンダーが入っていたようで、私にはダメでした。
夫は美味しそうに食べていましたが。
ヴェニソン(鹿肉)の方は本当に柔らかくて、とても美味しかったです。
このお皿にもハギスが乗っかっていました。
デザートには、The Mini Bee Garden という名前のパンナコッタ。
ハチの巣のような模様がパンナコッタに付いていたのと、マヌカハニーの塊が転がっていたのがミソで、見た目にも楽しく、味も良かったです。
以上にピノノワール1本を含め、お会計は£107.75(2万円ちょっと)と安くありませんでしたが、働いている人の感じも良く、好印象を持ちました。
妙な時間帯でしたが、お客さんもけっこう、次々に入ってきていましたし。