【2025年6月】ギリシャのクレタ島東部を巡るツアー、ようやくレストランに連れて行ってくれました。
ツアーにはランチが含まれていたのです。
もう、お腹ペコペコ。
昼食場所は、ヴァイ・パーム・ビーチへの道中に通った、建設資材を掘り返している地域の近所のレストランでした。
名前は、Taverna Naturalだったと思います。
ツアーのランチなんて、と侮っていましたが、量も質も上々。
ツアー参加者6人とガイドが、庭のテーブルを囲みました。
まずは、ツァツィキと茄子のペーストが出て、それからグリークサラダとごはん詰めのピーマン。
そしてメインはローストチキンでした。
デザートは甘いスイカ。
ここで作ったという白ワインと共に、とても美味しく食べました。
お腹が空いていたから、という要素を差し引いても、良い内容だったと思います。
ここでガイドに、「海に囲まれているのに、ギリシャ人はあまり魚を食べないようですね?」と尋ねたら、ジョージという名前の彼は「シーフードは高い割にお腹にたまらず、満足感がないから」と説明していました。
ジョージは26歳。
いかにも若者の発言だな、と思った次第。
ギリシャ人がいかに復活祭に力を入れているかという話も出ました。
40日間、肉無し・酒無しのダイエット食で過ごし本番に備えます。
これは、キリストが荒野で40日間断食したことに由来するらしいです。
世界中で復活祭には卵が欠かせませんが、ギリシャでは卵を赤く塗るのだそうです。
これは、キリストの血を意味するとのこと。
そして復活祭前夜の土曜日はパーティーで盛り上がるのだそうです。
毎年、死傷者が出るほどのバカ騒ぎをするというあたり、イタリア南部の大晦日に似ています。
そういえば、「イタリア人とギリシャ人は、一つの顔に二つの魂」という言い回しがあって、親しみと似た気質を表していると夫に聞いた覚えがあります。
さて、こういう食事時には、ツアー仲間の素性が少し明らかになります。
英国人のカップルは海軍に入っている娘の自慢話、ドイツから来た母子は犬自慢でした。
和やかなひと時を過ごし、とても満足してランチを終え、アギオス・ニコラオスの町に帰ってきました。