【2021年11月】スペイン、アンダルシアの旅もとうとう大詰めです。
セビリア大聖堂から下りてきた後、前日に見かけた屋内クラフト市場へ行きました。
Mercado de Artisania という名前の建物で、前日行ったタパス・レストラン、Postiguillo のあるCalle Dos de Mayo 4 通りの近所にあります。
ガイドブックにも載っていないし、ネットで検索しても、ろくな情報が出てこないので新しいものなのかもしれません。
入ってみたら、まだ作りかけなのか、という印象でしたし。
それでもお店はけっこう、入っていて、セラミック関連の工芸品店が多かったです。
今回の旅では、私にしてはそれほどお買い物をしていなかったので、ここで物色。
結局、アンダルシアのタイルっぽい模様のセラミックが蓋になっている箱を買いました。
中が仕切ってあって、指輪入れにちょうど良い箱です。
38ユーロ(ほぼ5000円)でした。
10年ほど前にセビリアを訪れた時には、確か、Plaza Nueva 広場で、充実した大きなクラフト市が出ていて、手作りの靴を含め、いーろいろ買った覚えがあるのですが、今回、ここで開かれていたのは古本市で、残念。
そうそう、この前日には、セビリア市内を流れるグアダルキビル川を渡った向こう岸の、Bairro Triana 地区のセラミック屋さんで、ご飯茶碗を2個、買ったのでした。
この地区は昔、ジプシー街だったところだそうです。
由緒正しそうな瀬戸物屋さんで、製作の実演もしていました。
素敵な食器がいろいろあったのですが、割れ物は持ち運びに不便なので、お茶碗二つにとどめたのでした。
あと買ったのは、お扇子。
やはり、タイルの柄なので、良い記念です。
買い物と言えば、旅の始めのカルモナでは必要に迫られて、スリッパを買いました。
夫も私も、どうしたわけか、この度の旅では、スリッパを持ってくるのを忘れたからです。
非常に雑然としたよろず屋さんだったのですが、意外にもここの女主人が上品で機転が利き、言葉そのものは通じないのに、私達とのコミュニケーションが非常にスムーズだったので、とても良い印象を持ちました。
さて、旅の最後は、ふらっと入ったタパスバーで簡単な昼食です。
地元民のおじさん達がバーでビールを飲みながら、おしゃべりするタイプの店でした(名前は失念)。
ハムとチーズ、とても美味しい豚肉、クミン入りで私は苦手なホウレンソウと豆の煮込み、カラマリと、赤ワイン。
雰囲気もお料理も、まあまあでした。
というわけで、少しだけ重くなったスーツケースを抱え、空港へ。
セビリアの空港は、ちょっぴりムデハル様式風のデザインでした。
いつ行っても満足度の高いアンダルシア地方。
また遠からず、訪れることになると思います。