【2022年9月】クロアチアのドゥブロヴニクで、晴れたらやりたかったことの一つがロープウェイに乗って、はるか上空から旧市街を見下ろすことです。
天気予報がすこぶる悪かった今回の旅行ですが、この日はすっかり晴れ渡り、願いを叶えることができました。
ロープウェイ乗り場は旧市街の北にあります。
私達はピレ門を出た先にいましたので、旧市街の外側を西から北にぐるっと歩いて乗り場にたどり着きました。
このロープウェイは、ドゥブロヴニク・パスには含まれていません。
途中のお土産店でロープウェイの切符を売っていたので、そこが正規の売り場かと思って切符を購入。
往復200クーナ(約3800円)の正規の値段にいくらかチャージが上乗せされました。
その後、乗り場付近の長蛇の列に並んだ末、別の切符売り場があるのが見えました。
どうやら、ここではチャージ無しで切符が買えるらしく、それを知っていた人々が買っていました。
下調べ不足で損したというわけです。
ちなみに、私達が使っていた2011年発行のガイドブックには、ロープウェイの切符が往復で40クーナと書いてあります。
この10年あまりで5倍に跳ね上がったのですね。
観光産業にうぶだった町が急に脚光を浴びると、こうした法外な値上がりをするものです。
オンライン情報によると、このロープウェイが最初にできたのは1969年。
ガイドブックには「19年の閉鎖を経て再開した」とありますので、たぶん、90年代の紛争の時に壊れて閉鎖されていたのでしょう。
乗っている時間は、ほんの4分ほど。
405メートルのスルジ山の展望台に着きました。
ここからの眺めは期待にたがわず素晴らしく、本当に気持ちよかったです。
青い海と青空の間に小さい島や、海岸線が曲がりくねっている自然の景色がよく見えました。
海と反対側の内陸は、単調な岩山です。
クロアチアは、北部のザダル付近でもこんな風だったのを思い出しました。
ここから、ハイキングコースに沿って歩いたり、サファリバギーで遊べるようでした。
しませんでしたが。
私達は年相応に、景色を堪能しながらゆっくり休んで、下界に下りて行きました。