ちょっと残念なカスカイスで

ちょっと残念なカスカイスで

【2021年12月】ポルトガルでクリスマスを迎えました。

リスボンから列車で40分の海辺の町、カスカイスでのクリスマス・ランチを予約してあります。

カスカイス行きの列車が出ているリスボンのCais do Sobre駅
Cais do Sobre駅のプラットフォーム

午前10時半ごろ、リスボンのエアビーアンドビーを出て、歩いて、Cais do Sobre駅へ。

ポルトガルでもクリスマスは家庭で祝うものらしく、この時間、町は静まり返っていました。

駅はテージョ川に面した所にあり、数日前に行ったタイムアウト・マーケットのほぼお向かいです。

クリスマスにもちゃんと窓口が開いていて、感じの良いおじさんがカスカイスまでの往復切符、二人分を€10(1300円余り)で売ってくれました。

カスカイス行きの列車の中
空いていた列車

ということは、片道1人€2.50

安い!

列車は海辺を走るのですが、相変わらず天気が悪いので、車窓はぱっとしませんでした。

なぜわざわざカスカイスに行ったかというと、夫がネットで風光明媚な写真をみたせいです。

カスカイスの海に入っていた人々
灰色の海に入って行った人々

けれど、ガイドブックはあまり薦めておらず、どうかな、と思ったのですが、やはり外れでした。

ここはポルトガルのマーゲイト

大衆が集まるリゾートらしく、趣は感じられませんでした。

それでも晴れていれば、海の景色が良いのでしょうけれど、どんより曇り空の下では、海も灰色。

海に入っているのぼせ者はいましたが。

カスカイスの灯台
灯台のある景色

レストランの予約時間まで町をぶらつきましたが、けっこう、英語が聞こえてきました。

英国人には人気があるところなのかもしれません。

予約していたのは、カスカイスのシタデル内にあるTaberna da Praca というレストランです。

夫はひなびた家庭的なレストランを想像していたそうですが、ここはポッシュなイメージの新しいレストラン。

カスカイスのレストラン、Taberna da Pracaのタラ料理
ポルトガル人はクリスマスにもタラ料理

そもそもシタデル自体がモダンなポサーダ(歴史的建造物をホテルにしたもの)になっていて、アートのオブジェがあちこちに置いてありました。

屋内に入る時には、しっかりコロナ検査の陰性証明がチェックされました。

この日のメニューは、クリスマス・セットのみ。

まずビールに見えるカクテルから始まり、前菜はキャベツとソーセージのスープ。

カスカイスのレストラン、Taberna da Pracaの内装
ポッシュでモダンなイメージのTaberna da Praca

メインはタラ+マッシュポテト+栗。

ポルトガル人の典型的なクリスマス料理はタラなのだそうです。

というか、彼らはいつもタラを食べているようですが。

そして最後に重たいお菓子が出てきました。

以上にワインも入れて、一人€45(6000円弱)。

とびっきり美味しかったわけではありませんが、満足のいく内容で、良心的なお値段だと思いました。