【2023年6月】イタリア、トスカーナ地方の無名な町の旅を終え、フィレンツェまで戻ってきました。
フィレンツェからのフレッチャ・ロッサは、午後7時前の遅い便を予約してあったので、少しフィレンツェを歩くことに。
この町では一年半前に数日過ごしたので、今回はあらためて観光するつもりはありませんでした。
まずは重い荷物を預かってくれるところを探しました。
夫が駅員に尋ねて分かったのですが、荷物預り所は16番線(線路に向かって右の端)の外側の、かなり先の方にあります。
基本料金は、荷物1個につき€6(約950円)でした。
ひっきりなしにツーリストが荷物を置きに来ていて、数人の係員がテキパキ働いていましたので、安心、安全なのではないかと思います。
さて、駅からは、とりあえず、最寄りのサンタ・マリア・ノヴェッラ 教会へ。
この教会に面したところに、以前、日本の家族が訪れた際に泊ったホテルがあって懐かしくなり、実家に電話して辺りの様子を見せました。
本当に便利になったものです。
それから教会に入ろうかと近寄ってみたのですが、入るのにけっこうなお値段していたので辞め、ぶらぶらとやみくもに散歩することにしました。
ドゥオーモ前に出た後、知らない道を歩き、疲れたところでスプリッツで休憩。
何しろ人が多くて疲れます。
これを避けて、今回は無名の町を巡ってみたわけだったのですがー。
夫が「デモでもしているみたいだ」と言っていましたが、まさにそんな感じです。
一休み後、アルノ川に出るつもりで歩いていたのですが、全く別方向だったようで、気が付けば、サンタ・クローチェ教会の裏側にいました。
そこにレザー・スクールの入り口のサインが。
私には何度も行ってなじみ深いレザー・スクールですが、夫は入ったことがないと言うので、入ってみることに。
今はどうも、サンタ・クローチェ教会の中からは入れないようですね。
レザー・スクールはその名の通り、革職人訓練校で、平日なら職人さんの作業風景も見られます。
残念ながら、この日は日曜日だったので、商品を見て周るだけしかできませんでした。
そこにあった案内板によると、もともと孤児の職人訓練校でしたが、イタリアの法律が変わったため、今は学校としてより小売店としての仕事が主になっているとのこと。
でも昔ながらの職人芸は引き継いでいて、今は世界中から集まる学生にそれを教えているとのことでした。
相変わらず、ジャケットやバッグなど欲しくなるものが目白押しでしたが、衝動買いするにはお高いので、私はぐっと我慢。
夫が控えめに、ベルトを1本買いました。
面白かったのは、ここの店員が、夫がイタリア人だったので、大喜びしたこと。
顧客はほとんどが、外国人観光客なのでしょう。
気が付けば、フレッチャ・ロッサの時間が近づいていましたので、後は駅に向かってひたすら歩きました。
でも、フレッチャ・ロッサは悪天候のために大幅に遅延。
通常の40分遅れでミラノに着きました。
ちなみに、フレッチャ・ロッサは大幅に遅れると、規定の料金の一部を払い戻してくれます。
このろん、申請しなければなりませんが。
この時には、後に、25%が払い戻されました。