アルプスに分け入る

アルプスに分け入る

【2023年4月】北西イタリア、ヴァッレ・ダオスタ州のリゾート地、クールマイヨールからモンテ・ビアンコに上るロープウェイ、スカイ・ウェイは、往復で一人€59(約9400円)もします。

片道買う人はまず、いないでしょう。

イタリア、モンテ・ビアンコに上るスカイウェイのゴンドラの中
80人乗りというスカイウェイのゴンドラの中

かなり高いので、一瞬迷ったのですが、またの機会はないかもしれないと思って、奮発することにしました。

「ツーリストの足元を見て、こんな高く設定したのね」とその時は思ったのですが、帰りには「そりゃそうよね、こんな所にこんな物を作って維持するのは大変だろう」という気になっていました。

これは乗ってみる価値有り!

ちなみに、あらかじめオンラインでチケットを購入すると少し安いようです。

私達の旅の目的は温泉で、正直なところ、スカイウェイのことは知らなかったので、その場で決めた次第。

ネット情報によると、このスカイウェイがオープンしたのは、2015年だそうです。

80人乗りのゴンドラで、標高3466メートル地点のPunta Helbronner まで、15分で行けるとのこと。

イタリア、モンテ・ビアンコに上るスカイウェイから見た下界
スカイウェイの中から見た景色

私達は、途中の乗り換え駅のPavillon でトイレに寄ったので、もう少しかかりましたが。

出発地点のクールマイヨールはすでに標高1300メートルだそうです。

そして、このゴンドラが優れモノ。

ゆっくり回転しながら上るので、どこに立っていても360度の景色が見渡せる仕組みです。

こういう形のロープウェイは他にもどこかにあると友達が言っていましたが、私は初体験だったので、感動しました。

ほとんど一気に3466メートルにまで登ったので、降りた時にはさすがにふらふらっとしました。

気分が悪いほどではなく、頭痛もしませんでしたが。

スカイウェイで上ったイタリア、モンテ・ビアンコの展望台のつらら
寒さを表すつらら

外へ出て、一番高い展望台に上ります。

当たり前ですが、4月上旬のこの日、その寒さは想像を絶するものがありました。

でも何しろ景色が素晴らしいので、寒さより興奮が先立って、シャッターを切り続けました。

後に携帯のアプリで見た気温はマイナス10度。

夫は寒さに弱く、以前、スペインのテイデ山でも震え続けていましたが、この時も手の感覚をすっかり失ったそうです。

4810メートルあるというモンテ・ビアンコの頂上は雲に隠れて見えませんでしたが、モンテ・ローザやマッターホルンも含め、その他はよく見えました。

イタリア、モンテ・ビアンコの展望台から見たマッターホルン
マッターホルンとみられる山

私達はよく、ロンドンーミラノ間を往復するのですが、晴れた日に飛行機からきれいに見えるアルプスの山々の中に分け入った感覚でした。

屋内に戻った後、ここにあるカフェでカプチーノとお菓子、さらにマキアートを追加して、景色を眺めながらの~んびり。

こんなところのカフェはどれだけ高いのだろうとお勘定に興味津々だったのですが、全部で€14.20と全く普通でした。

建物内の一角には、フランスとの国境もありました。

閉ざされていましたが。

イタリア、モンテ・ビアンコに上るスカイウェイの途中駅Pavillonの外にあるデッキチェア
雪の上のデッキチェア

その後、途中駅のPavillon まで下り、そこからまた少し、外に出てみたら、雪の上にデッキチェアが並んでいました。

それからここには立派な映画館も。

入るのは無料で、誰もいない中、この辺りを映した映像が流れていました。

丁度良い休憩所だと一休み。

地球温暖化で氷河が溶けて消えて行くのを憂えている内容の映像でした。

そして、下界へと戻ってきたのでした。

イタリア、モンテ・ビアンコに上るスカイウェイの途中駅、Pavillon内の映画館
誰もいなかった映画館

山ほど撮った山の写真はどれも似たり寄ったりですが、おかげでココロがすっかり洗濯されました。

前日は温泉で身体が、この日は山景色でココロが洗われたわけで、ヴァッレ・ダオスタはリフレッシュにはもってこいのデスティネーションです。