【2013年1月】友達が来たので、一緒に、イタリア北部の湖水地方のコモ湖へ出かけました。
「人」の文字のような形をした湖の左下の突先にある町がコモです。
小柄ながら、なかなか立派な大聖堂もある素敵な町。
ここはかつて、絹の産地として栄えました。
ここに蚕が紹介されたのは16世紀にさかのぼりますが、産業として成立したのは18世紀半ばだそうです。
そして世界各地の伝統産業と同様、1990年代に中国産などの安い製品に押されて、産業としては衰退。
蚕から糸をつむぐことは全くしなくなりましたが、高級ブランド向けの染めや織りは続けられているんだそうです。
それにしては、街中では絹の店は見かけませんでした。