【2012年11月】今年は中国製の製品のために、地元の伝統産業が苦境に陥っているという例に立て続けに出会いました。
トルコの絹のスカーフ、ドイツの宝石、そして今度はベニスのお面やガラスです。
良い物であれば、どこで作られていようとかまわないようなものですが、その土地の物品として売られている物が中国製であるのはいただけません。
有名なベニス(ムラノ)のガラス産業が中国製に押され始めたのは5-6年前からだとのことだそうです。
一方、中国人のツーリストが急増しているのも確か。
今回、ベニスでは、ゴンドラに乗った中国人グループが大声で中国の歌を歌っているのを見ました。
つまり、中国人観光客が、皮肉にも、中国製のベニスのお土産を持ち帰っているというわけですね。