ぶら下がっていたお婆さん

ぶら下がっていたお婆さん

【2013年3月】南イタリアの小さい町、ロコロトンドへ入ると、写真のように、通りの真ん中に黒装束のお婆さんの人形がぶら下がっているのが目にとまりました。

何事かと思って通りがかった人に尋ねたら、「クアランドーネ」という名の人形で、イースターに至る40日間、ぶら下げた後、イースター当日に爆発させるか燃やすかするんだそうです。

この人形は苦行を象徴していて、これを破壊することで、死に対して生、悲しみに対して喜び、冬に対して春が打ち勝つことを表すという話です。

この地方特有の風習らしいです。

苦しみがお婆さんで表されているところにちょっと疑問を感じるんですけど・・・。

ロコロトンド小高い丘の上に丸い村が乗ったようなところで、白い家並みが素敵です。

訪れたのがイースターの当日だったため、小さい村なのに、教会とその周辺は驚くほど混雑していました。

新しい法王が人気を集めているため、宗教心が一段と盛り上がっているのかも。