【2015年3月】パリでエッフェル塔に上った日、いったんホテルに戻って着替え、夕方にシャンゼリゼ劇場へ出かけました。
今回のパリ訪問は、バレエを観るのが主目的。
この日観たのは、サンクトペテルブルク・バレエ・シアターによる「ロミオとジュリエット」でした。
シャンゼリゼ劇場は、1913年に完成したアール・デコの劇場で、前日に行ったオペラ座に比べると、ずっと庶民的。
バレエ好きの地元民が集まっていて、ツーリストらしい人は見かけませんでした。
私達は勝手に席を見つけて座ったのですが、人々を座席に案内する女性がいて、この人にいくらかチップを払うのが習慣だということが、じっと見ていてわかりました。
場合によっては、この女性がお客さんにチップを要求していたようです。
バレエそのものは、ちょっとがっかり。
主役のイリーナ・コレスニコヴァさんは上手でしたが、その他の水準が低く、彼女をリフトした男性が落とすのではないかとはらはらしどおし。
オーケストラもいまいちで、最後にブーイングが飛んでいました。