【2021年12月】ポルトガルのシントラ郊外のペーナ宮殿から町なかに下りてきました。
何しろ空腹だったので、あれこれ探さず、前回行ったPiriquita というお菓子屋さんへ。
シントラ宮殿がある町の中心の広場、Praca da Republica からRua das Padariasという坂を上って左側です。
ここは老舗で、創設は1862年だそうです。
19世紀末の国王、カルロス1世がシントラで夏を過ごした際、この店に足しげく通ったとのこと。
オンライン情報によると、彼が店の女将さんを「Piriquita(インコ)」と呼んだそうで、店名になったという話です。
サイトには、女将さんが小柄だったから、そういうあだ名が付いたと書いてありますが、インコって鳴き声がキーキーとうるさいですよね。
きっと忙しい店内で、小柄な彼女はちょこまかと動きながら、キンキン声で叫びまくっていたのではないかしら、と想像します。
ここは、いつも満員。
新型コロナはお構いなしで、ワクチン証明のチェックもありません。
一瞬、ひるみましたが、たまたま前回と同じ、入口に近いテーブルが空いたので、そこに落ち着きました。
まずは、ここ特製のお菓子、Travesserio da Piriquita を一つずつ。
このTravesserio というのは、枕の意味だそうで、確かに、枕のような形です。
覚えていたよりも、パイ地がサクサクしていて、中のアーモンドクリームも重すぎず、美味しかったです。
前回はこれだけでお腹いっぱいになったのでしたが、今回、これだけでは足りず、Pastel de Sintra というお菓子も追加で頼みました。
こちらは、パステル・デ・ナタの形をしていて、中に卵が入っているこってりお菓子でした。
私は好きでしたけど。
とにかく、続々とお客さんが入ってくるので落ち着いて長居できる雰囲気ではなく、食べたらさっさと出てきました。
これからシントラ宮殿を見学します。