【2021年6月】私達のエディンバラ滞在も大詰めとなり、スコッチウイスキーを試す時間も残りわずかとなりました。
この日は午後遅くから旧市街に繰り出し、ロイヤル・マイル沿いの、その名も「スコッチウイスキー・エクスペリエンス」という一種の博物館へ。
大麦がウイスキーになるまでの行程が学べるだけでなく、3400本近くのスコッチのコレクションがあることでも知られています。
ここには、私達のように、学ぶことなく味わいたいだけの人々向けに「アンバー」というレストランがありますので、そこへ直行しました。
ここへは、11年前、夫と初めてエディンバラを訪れた際にも来たことがあります。
その時にはバーで、バーテンダーのアドバイスを受けながら、あれこれ試して、気に入ったのを売店で買ったのでしたが、今回は、コロナ対策の一環なのか、試飲もテーブル席でする形式になっていました。
Pot of Haggis をおつまみに、Islay Collection (£23.55≒3600円)とSpeyside Collection (£29.20≒4400円)を試してみました。
それぞれのコレクションは4種のスコッチから成っています。
Islay Collection は、①Bowmore Islay 18年 ②Lagavulin distillers edition ③Bruichladdich Port Charlotte 10年 ④Smokehead High Voltage の4種。
Speyside Collectionは、⑤The Balvenie 21年 Port Wood ⑥The Glenlivet Nadurra Oloroso Cork ⑦Benromach Organic ⑧Glenforclas 25年 の4種でした。
しっかりメモに書き取り、味の好みの順番も記しました。
好きだったのは、①②⑤、その次が⑦。
「上の階の売店に行って、お値段と相談しながら、3本ぐらい買おうね」と話していたのですが、何と、行ってみたら売店がすでに閉まっていて、あ~ら残念!
ちなみにこの「アンバー」レストランは、スコッチのテースティングだけでなく、本格的なスコットランド料理を提供しています。
11年前にもらったバウチャーが、ちゃんと使えました。
外に出て、ロイヤル・マイルを下っていたら、まだ開いていたウイスキーの店があったので入ってみました。
The Whisky Trail という名前です。
東洋人の店員でしたが感じがよく、「スーパーなどでは買えないもの」という能書きで薦めてくれた3本をお買い上げ。
Islay Storm、Spey Tenné、Finlaggan の三つです。
これまで、いろいろ試して記録したのが全ておじゃんになってしまいましたが、ここでもちゃんと試飲はさせてくれて、気に入ったモノが買えたので、満足です。
数日後にロンドンの自宅に送られてきました。
話は飛びますが、帰りにエディンバラの空港でも山ほどウイスキーが並んでいたので、追加で1本買おうと吟味をしていたら、店員が来て「今日はどちらへ?」と聞きます。
「ロンドンに帰るのですが」と答えたら、「英国内への方は、こちらのウイスキーはお売りできません」とのこと。
なんでも、ブレグジット(英国のEU離脱)のせいだとか。
こんなところにも、ブレグジットの弊害があったのです。
恨めしや、ブレグジット。