【2015年5月】この写真の黒い建物がネット・ショップです。
ショップというからには店だろうと思ったのですが、そうではなく、作業場という意味でのショップなのだそうで、漁網を保存したり修理したりする場所だとのこと。
ここ、イングランド南部のヘイステイングズは昔から漁業の盛んなところで、19世紀にはこのネット・ショップが100棟以上、建ち並んでいたそとか。
当時、ラガーと呼ばれる小型帆船が、夏から冬に北海に出かけてニシンを獲り、クリスマスに戻ってきて、漁網を取り換えて、今度は南西のコーンウォール方面へサバを獲りに出かけていたそうです。
そのため、基地であるヘイスティングズにそれぞれの網を保管する必要があったわけです。
そのころ、ヘイスティングズのビーチは現在ほど広々としておらず、潮が崖の近くまで押し寄せていたそうで、そのため、ネット・ショップの形が縦に細長いんだそうです。
以上は、漁師の博物館にあったパンフレットで学んだのですが、この博物館、もとは漁師たちの教会だったところ。
無料で入れます。
中にどーんと漁船があり、周りに地元の名物漁師の紹介などがありました。