【2010年4月】キューバのバラデーロでの二日目は、まず、「ボート・アドベンチャー」というアトラクションに参加しました。
何かというと、水上バイクでマングローブの内海と、外海を少し巡るツアーです。
水上バイクの乗るのは、生まれて初めてでした。
夫が運転席に座り、私はその後ろに座りました。
係員に言われた通り、腕を後ろに回して、後部座席の後ろにある取っ手を握って出発したのですが、特に外海ではかなり波を感じ、数回にわたって、「あ、これで人生が終わる」と破滅に限りなく近づいた瞬間がありました。
確か、私達のこの旅行の後、千葉県だか茨城県だかで、水上バイクから振り落とされて命を落とした人がいたはずです。
今、こうしてここにいられることに感謝。
しばらくした後、片手で、前にいる夫のライフジャケットを掴んだら、怖さは減って、波乗りも楽しくなりました。
途中、島に寄って動物園と称する所で、フラミンゴやイグアナを見ましたが、これは全く大したことありませんでした。
やっぱり水上バイクそのものが目玉だったのだと思います。
ちなみに、他の参加者は私の次の世代といっていいほどの若者ばかりでした。
我ながら、あっぱれ・・・。
午後にはダブルデッカーに乗って、バラデーロの町へ。
そこに行き付くまでに、私達が泊まっているのと似たようなホテルにいくつも寄りました(様子としては、この旅行の5年後に、ベトナムのダナンで遭遇したホテル街と似ています)。
この一帯は、キューバとは無関係の無機質な土地と化しています。
これがこの間、トリニダで会ったガイドのミゲールが言っていた、「ソ連崩壊後にキューバを救ったツーリズム」の核なのでしょう。
ようやく着いたヴァラデロの町そのものもツーリスト街。
前日、バラデーロへの道中で見た人間の生活のある町を期待していたので、非常~にがっかり。
客待ちしていたタクシーの運転手に、別の町へ連れて行ってくれるかどうか聞いてみたところ、やっぱり簡単に行って帰ってこられる距離ではなかったようで、断られました。
残念。
おしるしばかり、Tシャツを買い、ホテルに戻ることにしました。
けれど、その後が楽しかったです。
並んでいたタクシーの中に、かっこいい昔のアメ車も混ざっていて、ほかのを飛び越して、これに乗せてもらったのです。
どんなものか乗ってみたかったので、大はしゃぎ。
乗り心地は良好で、室内にゆとりが感じられ、座席がとても柔らかかったです。
きれいな緑色の車でした。
わずかな時間でしたが、あ~、楽しかった!
それからは海辺を散歩して、夕食に海老とポークを食べて一日が終わりました。
まあリゾート地での一日としては活動的だったのではないかな。