バンバラ再訪、そして国境

バンバラ再訪、そして国境

【2026年6月】ツアーで行ったイングランドのノーサンバーランド州の町、アニックでミニバスに乗り込んだ後、私はこてっと眠ってしまいました。

イングランド、ノーサンバーランド州のバンバラの丘から見た海
荒涼としたバンバラの海の景色

なので、どんな説明があったか、なかったか分かりませんが、目が覚めた時にはバンバラに着くところでした。

バンバラには過去にも来たことがあります。

それで夫に「途中から海が見えた?」と聞いたのですが、夫は「え、海?」。

彼は、以前にも来たことがあるところだと、全く認識していなかったのです。

それで、バスを降りた後、丘を登って海が見えるところへ。

すると、夫は「あーあ」と5年前に来たのを思い出しました。

いったん思い出すと、かなり細かいことまで憶えているので、こちらが驚いたほど。

イングランド、ノーサンバーランド州のバンバラにあるお城
堂々としたバンバラ城

AI情報によると、バンバラは、6世紀には古代ノーサンバーランド王国の首都だったそうです。

海を見下ろす丘にそびえる大きなお城は、12世紀ごろ、ノルマン人が元からあった要塞の上に築いたもの。

15世紀のばら戦争で大きく損傷して廃れましたが、19世紀に大富豪が買い取って修復し、今の堂々たる姿を見せているのだそうです。

ここも、御多分にもれず、あれこれ映画のロケに使われたようです。

前回も今回も、お城の中には入りませんでした。

その代わりに丘の上から、いかにもこの地方らしい荒涼とした景色を楽しみました。

イングランド、ノーサンバーランド州のバンバラを走る道路
お城の丘から見渡した景色

私たちが思い出すのは、英国のTVドラマ「Vera 」です。

Veraは、この辺りを舞台にした刑事ドラマで、太っちょのおばさん警部に味があるだけでなく、景色のすばらしさに心が奪われるシリーズものなのです。

このバンバラもドラマ中でお目にかかった気がします。

ちなみにこのドラマ、イタリアでもたまに放送されますが、イタリア語の吹き替えなのがとても残念。

さて、またミニバスに戻り、北上してスコットランドのエディンバラに帰りました。

途中、スコットランドとイングランドの国境地点で数分、停車。

イングランドとスコットランドの国境に立つイングランド側の旗
イングランド側にはノーサンバーランド州とイングランドと英国の旗が

国境を挟んで、スコットランドの旗が3本立っており、イングランド側はノーサンバーランド州の旗、イングランドの旗、ユニオンジャックの3本が立っていました。

ユニオンジャックは英国の旗なので、スコットランドの旗でもあるわけで、「なぜあちら側に立っているのかわからない」とガイドが言っていました。

この力不足だったガイドの家族は、祖父母の時代にイングランドのヨークシャーからスコットランドに移り住んだそうです。

スコットランドとイングランドの国境にはためくスコットランドの旗
スコットランド側はこの旗が3本

ということは、比較的新しいスコットランド人なわけですが、ガイドとしての都合上か、自分はスコットランド人だという前提で話をしていました。

こういうところ、血を最重要視するイタリア人とは大きく異なるなあ、と思った次第でした。