【2025年4月】ロンドンから友達夫婦が来たので、北イタリアの我が家から近いところを2泊でぐるっと巡りました。
旅程は任せてもらえたので、食事重視の我々は、まず、パヴィアでのランチから旅を始めました。
予約して行ったのは、いつものAntica Trattoria Ferrari 。
日曜日だったせいか、満員で、大人数の家族連れがたくさんでした。
アンティパスト・ミストのスターターを分け、私はメインにラムを食べました。
珍しく揚げてあるラムでしたが、重くなくて美味しかったです。
夫は牛のほっぺのワイン煮で、かなりリッチな味わいだったようです。
面白かったのは、友達がオーダーしたスズキのグラタン。
彼女は、日本で食べるグラタンを思い描いていたのですが、出てきたのはパン粉が付いた揚げものでした。
すっかり落胆していた彼女でしたが、携帯で検索して、グラタンとは「材料の上にチーズやパン粉、バターなどをのせてオーブンなどで焼き、表面に香ばしい焼き色をつけた料理」との定義を見せてあげたら、「学んだわ~」と納得していました。
もう一つ面白かったのは、ダンナの方がオニオンスープを前菜に、ビーフのタリアータをメインにしたのですが、オニオンスープで満腹に。
タリアータの方はグラタンでがっかりした奥さんが、ぺろっと平らげてしまいました。
そうでした、彼女はトスカーナに一緒に行ったときも、大きなビステッカをあっという間に完食したのでした。
Buttafuoco Vigna Pregana という美味しいワインとともに。
いつもだと、我々はコペルト橋をさっと一往復して帰ってくるのですが、この日はその先の旧市街に入り、大聖堂を目指しました。
この大聖堂、1488年に建てられ始め、19世紀にようやく基本的に完成しましたが、今も一部未完なのだそうです。
言い伝えによると、ダヴィンチとブラマンテが設計にかかわったとか。
と能書きは素晴らしいのですが、あまりにあっさりしていて、見ごたえはありませんでした。
ただ、ドームが巨大で、イタリアで3番目に大きいのだそうです。
「うーん、これだけじゃ、物足りないな」、と思い、閉館時間は押し迫っていましたが、チェルトーザに向かうことにしたのでした。