【2021年4月】私達が住むイングランドでは、長い長いロックダウンの規制がようやく、少しずつ緩和されてきました。
新型コロナウィルスによる1日の死亡者数が一時は1800人を超えましたが、ワクチン対策が奏功し、現在は10人前後と、去年の夏程度の水準に下がってきました。
4月12日からは、レストランでの食事も、戸外でならOK。
私達は現在、2度目のワクチン接種を待っている状態ですが、1度の接種だけでもそれなりに効果があるという話ですから、思い切ってロンドンの外へ出かけることにしました。
ロンドンから外に出るのは、去年9月末のウィッツタブル以来なので、何と、7か月ぶり!
今回の行先は、お手軽にブライトンです。
ロンドンからブライトンに行く時にはいつも、ロンドン・ブリッジ駅から列車に乗っていましたが、今回、調べたら、ビクトリア駅からも行けることが分かりました。
我が家からは、ビクトリア駅には比較的、安全に(密閉感のある地下鉄に乗らずに)行けるので、そちらを選びました。
金曜日の午前中、列車は空いていて、怖い思いをすることなく、無事にブライトンへ。
約1時間の道のりです。
ただ、心配なのはお天気。
気温が低い上、雨の確立が70%という予報です。
4月末にもかかわらず、冬のコートを着込んできました。
確かに、駅に降り立ったら、薄暗くて、冷たい風が感じられます。
ブライトンの駅は青い骨組みとカーブが美しく、来るたびに写真をたくさん撮ってしまいます。
1840~41年からの歴史のある駅だそうで、現在ある姿は、1999年から2000年にかけて改装した結果だそうです。
すでに空腹だったので、駅の構内にあるプレタマンジェ(どこにでもあるチェーン・カフェ)でカプチーノとクロワッサン。
駅構内の店の中ではなかったけれど、店の外の、でも駅の構内。
これも「戸外のテーブル」と認められるのでしょうかね。
確かに、「密」ではありませんでしたが。
駅のトイレを使って(バリアのある有料風な造りでしたが、無料でした)表に出たら、何と日が差してきました。
日ごろの行いが良いからかな。
いつものように、明るい目抜き通り、Surrey Streetを海に向かって下って行きました。
結構、人通りもあり、賑やかな雰囲気の中で、これまでのロックダウン生活で知らないうちに止めていた息が、自然に、ふーっと吹き返されたような感じがしました。
ふと見ると、左側にカラフルな地面。
色に惹かれて、メインの通りを外れて、私達はふらふらとそちらに下って行きました。