【2017年5月】チェコの東部、モラヴィア地方の中心、ブルノにも無料のウォーキングツアーがありました。
ポーランドのグダニスクで初めて参加したときに、とても充実していたので、去年はスロバキアのブラチスラバでも参加しました。
東欧の国々に多いようです。
ブルノのツーリストオフィスに行って尋ねたら、ちょうどツアーが始まる午前11時で、「今行けば間に合いますよ」と促され、急いで集合場所の自由広場へ。
ここに立つ弾丸時計の説明から始まりました。
地元の人にも、どうやって時刻を知るのか不明なほど複雑な天文時計ですが、午前11時に、ここからボールが一個飛び出すのだそうで、拾った人は持ち帰って良いのだそうです。
残念ながら、数分過ぎていたので、飛び出すところは見られませんでしたが。
それから13世紀に建てられた旧市庁舎の方へ歩きました。
この市庁舎の正面の飾り、てっぺんが歪んでいます。
これは作り手が、十分な賃金をもらえなかった腹いせで歪めたものと言われているのだとか。
酔っ払っていたという説もあるそうですが。
この市庁舎の通路にはクロコダイルのはく製がぶら下がっています。
これは町の象徴の「ドラゴン」なのだそうです。
そこから、私達のホテルの近所のキャベツ市場広場へ。
この広場にある像は、遠目に天使かと思っていたら、よく見ると、髪型が昔の人のカツラのようです。
そして足元にはピアノが。
これはモーツァルト像で、11歳の彼がここで演奏した記念の像だとのことでした。
このキャベツ市場広場も13世紀からの歴史を持っていて、15世紀ごろから町の商業の中心地となったようです。
そして、ここの地下には、地下街が広がっているそうです。
城壁内の限られた土地を有効に使うよう、中世時代に各家が地下倉庫を作り始め、これが発展して地下に迷路ができたとのこと。
今世紀に入って整備され、現在は観光客も見に行けるのだそうです。
私達も後で行ってみたのですが、案内付ツアーでないと入れないそうで、残念ながら、その日のツアーは全部予約で埋まっていて、結局見られませんでした。
盛りだくさんの内容を手際よく軽妙に案内してくれたのは、赤ひげのマーティン。
シモーナという見習いの若い女性も一緒でした。