【2009年8月】09年夏にベルゲンに行ったときの話を続けます(2020年の今年は新型コロナの影響で旅行が限られた関係で、過去の旅行を振り返っているところです)。
最終日の3日目は、幸運にも良い天気。
ベルゲン市内を散歩しました。
最初に訪れたのは、ホテルの近所にあったローゼンクランツ塔です。
ここでもらった日本語の説明書によると、ベルゲン領主エリーク・ローゼンクランツが1560年代に、要塞と住居を兼ねて建造したものだとのこと。
それ以前の1270年頃の小さい要塞も敷地に含まれるそうです。
ローゼンクランツさんは、塔の建設にスコットランドの大工を使ったそうで、そのため作りがスコットランド風なんだとか。
中は、壁にあった顔の彫刻が面白かったぐらいで、あっさりしていましたが、屋上に上ると眺めが素晴らしかったです。
ちなみにネット情報によると、私達が行った後の2015年、嵐のせいで、てっぺんの尖塔が崩れ落ちたのだそうです。
修復されたようですが。
ここから下りて写真を撮りながら港付近を進み、ベルゲン観光の目玉であるブリッゲン地区へ。
中世から18世紀に至るまでの木造の倉庫街で、世界遺産に指定されています。
何度も焼けては修復されているらしいですが。
ちょっと傾いだ色とりどりの建物がかわいく、絵になります。
けれど、規模は思っていたより、とても小さかったです。
裏に回ると、細い路地に危なげな木製の階段があったり、出っ張った窓があったりと面白みがありました。
昔はこの建物の中に、魚や穀物が入れられたそうですが、現在は、主に土産物屋やレストランが入っている観光街で、私達が前日に行ったレストランもこの一角にありました。
土産物店の中で目を引いたのは、鹿の一種であるエルクの皮製品の店。
皮がびっくりするほど柔らかでした。
そして、お値段もびっくりするほど高く、とても手が届きませんでした。