【2022年3月】今度こそ天気予報が当たって天気が良かった日曜日、ロンドンから西に50キロ余り行ったところにあるマーローという町を訪れました。
大昔、仕事で行った時に良い印象を持っていたのに加え、この辺りが、私達がよく見るテレビドラマ「ミッドサマー・マーダーズ」の舞台になっていると知ったからです。
このドラマ、ものすごく軽い刑事ドラマで、ミッドサマーという架空の村で起こる殺人事件を解決する警部が主人公。
1回につき、3人は人が死ぬのが特徴で、深刻な内容の割にはBGMが軽くて明るく、全く怖くないのです。
ネットで調べたら、日本では「バーナビー警部」という題名で放映されたらしいですね。
マーローを紹介するサイトに、このドラマのロケ地を巡るモデルルートもあったのですが、車がないと無理な距離だったので、私達は結局、マーローの街だけを楽しみました。
ロンドンからまず、列車でMaidenhead まで行き、そこからちんたらちんたら行くディーゼルカーに乗り換えてマーローへ。
街に着いて、真っ先に目に着いたのは、目抜き通りの上にどーんと掲げられたユニオンジャックです。
よほど愛国心の強い町なのでしょう。
この町には、ガストロパブ(提供する食事が美味しいパブ)でミシュランの星を持っているところがあったり、気取った英国料理のチェーン店、The Ivy があったりして、かなりポッシュな町であることは事前に知っていました。
たかがパブなのに、メインディッシュが£60(1万円近く)もして、数ヵ月前に予約しないと入れないような店があるとのことだったので、今回はこの町では何も食べないこともあり得ると考えて臨んだのですが、結局、普通のパブ、George & Dragon に入ってハンバーガーを食べました。
普通のパブの普通の味でしたが。
ユニオンジャックの下をくぐって、目抜き通りを歩いてみましたが、想像していたほどオシャレではなく、英国のどの町にも見られる日曜日の午後の風景。
高いレストランやアートギャラリーなどが町の裕福さを表していましたが、チャリティーショップもたくさん見かけました。
こういったお金持ちがたくさん住む町のチャリティーショップには、上等な物が並んでいるにちがいありません。
入りませんでしたけど。
ウィンドーに美味しそうなケーキが並んでいる店に入って、美味しいケーキを食べました。
全て捨てられる紙の容器で出されたところが「こだわり」なのかもしれませんが、お値段は2人で£15ほどと普通でした。