ミラノのフォトマラソン、二年目の挑戦

ミラノのフォトマラソン、二年目の挑戦

【2017年6月】今年もイタリアミラノで開催されたフォトマラソンに参加しました。

フォトマラソンは、丸一日テーマに沿って写真を撮り続ける一種の写真コンテストです。

去年、初めてミラノで参加して以来、私達はすっかり虜になり、機会がある度に参加しています。

なのですっかり要領を得て、9時の集合時間ぴったりに行っても待たされるばかりだと分かっていたので、10時近くに行きました。

すると、調子の良い主催者がそこにいて「今ごろやっと来たよ。待っていたんだ」とまるで旧知の友のように挨拶されました。

今回の参加者は約1000人だとのこと。

また青いTシャツをもらって着ました。

ちなみに、このTシャツ4枚目。

うちで寝間着にしています。

さて、今回最初に出されたテーマは①都会の溝私の素晴らしい物語発見へ向けてーーの三つ。

今回は、ミラノ市内の中華街の方へ歩いてみました。

角を曲がったところで、ばったり知り合いに会うというハプニング。

彼が子供を連れていたので、二人を撮って「物語」の写真としました。

その後、ふと、「発見」のテーマにダヴィンチの「最後の晩餐」はどうかな、と思いつきました。

もちろん、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にある本物は写真不可ですから、公共墓地のモニュメンターレにあるカンパリのお墓を撮りました。

午後一時の集合には集まった人が減っていたらしく、主催者が「もう半分に減っちゃったよ。みんな食べているんだな。やっぱりパスタの方が写真より魅力的だもんな」などとぼやいていました。

ここで出されたテーマは ④イノベーションの導入変わっていく都心一緒の方がいいねーー

⑥は以前どこかでもやった気がします。

どうやら主催者も、テーマのアイデアが払底して困っているようです。

去年、ブレラ地区で骨董市が開催されていたのを思い出して、そちらへ向かい、以前、行ったことのある La Tartina で軽いながら美味しいランチ。

この時点でかなり疲れていましたが、食べたら元気が戻りました。

そして、最後の集合時に出されたテーマは ⑦いつも弱光軌道に乗ってーーの三つでした。

今回は、去年と異なり晴天で、たくさん歩いて汗だく。

でもいつものように、気持ちの良い達成感が感じられて、また機会があったらやりたいなと思ったことでした。

ところで、このイベントが始まる以前の話ですが、午前4時ごろ、泊まっていたホテルで火災報知器が鳴りました。

こういう目に合うのは、昔、出張先のスコットランドエディンバラであったのに次いで、私は二度目です。

急いで着替えて表に出ました。

今回も幸い、誤作動だと判明して部屋に戻りましたが、ロンドンで大火事があったすぐ後だっただけに、緊張が走りました。