
【2025年12月】モロッコのカサブランカにあるハッサン2世モスクのツアーが始まりました。
英語でガイドしてくれた若者がなかなかデキる人で、面白かったです。

ハッサン2世とは、現在の国王ムハンマド6世のお父さんで、1961~99年に在位した人。
近代モロッコの基礎を築いたと評価が高い人らしいです。
この巨大なモスク、1993年に完成した時点では、サウジアラビアのメッカやメディナに次いで世界で3番目に大きいモスクだったそうです。
建物の内外合わせて、10万5000人を収容するそうですが、ラマダン中には許容数を超える20万人が集まるとか。
私たちが歩いたのは、男性が集まる大広間で、女性は別の出入り口から仕切りの向こう側のスペースに集まるのだそうです。

そちらは見せてくれませんでした。
モスクはほとんど、地元の資源で建てられましたが、下がっているシャンデリアだけはイタリアのムラノ製。
モダンな建築で、天井の一部は開け閉めできるようになっています。
1日5回祈る場所は手前に仕切りがあり、私たちは中には入れません。
その奥の壁にミフラーブがあり、その説明の際、ガイドさんが「『ーーーミフラーブ』(ーーーの部分は忘れました)と3回言ってください」と皆に呼びかけました。
我々ツーリストが言い終わると、「はい、これで皆さんもイスラム教徒になりました」。

皆の「え?」という顔を見て、にやっと笑い「嘘ですよ~」。
こんな具合に笑わせてくれる瞬間が、何度かありました。
お祈りの時間を知らせるアザーンの言葉は、録音ではなく、係の人が毎回言っているそうです。
昔はミナレットの上から呼びかけたものですが、現代では、別室でマイクに向かって言っているとのことです。
210メートルあるミナレットにはエレベータが付いていますが、1000段を超える階段もあるそうです。

それから靴を履いて、階下にある洗い場へ。
階段を下りて行った先のだだっ広い空間がルーマニアのチャウチェスクの宮殿を思い出させました。
巨大な建物はどれも似るものなのかもしれません。
洗い場には円形の噴水がたくさん並んでいるだけでなく、周囲も水道の蛇口が並んでいました。
イスラム教徒は この洗い場で、手、口、顔、頭、足などを3回ずつ洗って身を清めてからお祈りします。
その際、タオルで拭いてはいけなくて、自然乾燥させてからお祈りするのだとか。

間に合わなかった場合は、次の祈りの回を待たなければならないそうです。
男性は1日5回のお祈りについて、自宅でやっても良いが、モスクに行った方が何十倍もの価値があるとみられている一方、女性は家とモスクとどちらも同等の価値があると言っていました。
何につけても、性差がある宗教ですね。
面白かったモスク訪問、これは140ディルハム(2400円余り)の価値があったと思います。