【2015年7月】今回訪れた南イタリアのカラブリア州は、「マグナ・グラエキア(大ギリシャ)」の一部です。
古代ギリシャ人の植民地という意味で、この辺の町はギリシャ人によって築かれたところが多いそうです。
モナステラーチェという小さい町もしかり。
海辺付近に遺跡が残っているそうですが、私達はそこへは行かず、内陸の小高い丘にある旧市街を散歩しました。
ここにもお城があるのですが、やはり修復工事中で入れませんでした。
迷路のような路地が入り組んでいるところを散歩するのは楽しいものです。
黒装束のお婆さんに「こんな暑いところ、どこへ行くのかね」と話しかけられました。
人懐っこい感じの人々が多いようです。
カラブリアの海岸沿いの町は二つに分かれているところが多いのに気付きました。
旧市街は内陸にあり、海辺はビーチを中心にした新しめの町であることが多いようです。
モナステラーチェにも、モナステラーチェ・マリーナと呼ばれる海辺の集落がありました。
そもそもは海辺の町だったのが、9~10世紀のサラセン人(イスラム教徒)の襲撃を受けて、内陸部へ移動したというケースが多いそうです。