人口: 約197.3万人

面積: 15,080平方km

行政区: 5県

ブーツ型として知られるイタリア半島、そのつま先に位置するのがカラブリア州です。

イオニア海とティレニア海に挟まれ、美しい海岸線を持つことで有名ですが、山にもまた恵まれた州です。

農業の占める割合が非常に高く、柑橘類やオリーブ、中でもオレンジに似たベルガモットはカラブリアの特産品として広く知られています。

その歴史は古代ギリシャまで遡り、当時の人々が作り出した遺跡・史跡も海岸線を中心に多く点在します。

.

カラブリアの観光名所

毎年ヨーロッパ各地からの訪問客が絶えないカラブリア州、その魅力はやはり自然に恵まれた地形数千年の歴史でしょう。

美しく透明な海を誇るビーチには、春から夏にかけて多くの海水浴客が集まり、また海岸線沿いの可愛らしい町々はいつも観光客でにぎわっています。

そして自然豊かな山間部では、スキーを含むアクティビティが1年を通して楽しむことができ、アウトドア初心者から上級者まで、誰もが満足できます。

太陽の恵みをいっぱい受けた新鮮な農産物を使った郷土料理も、カラブリアに訪れたらぜひお試しください。

マグナ・グラエキア

カラブリア州は、大ギリシャマグナ・グラエキアMagna Grcia)を抜きにしては語れません。

古代ギリシャ植民地の地方として知られる当州には、当時に築かれた代表的な都市としてレッジョ・ディ・カラブリア、シバリ、クロトーネ、ロクリ、ヴィボ・ヴァレンティアなどがあります。

県庁所在地でもあるレッジョ・ディ・カラブリアの国立博物館は、各地から出土した大ギリシャ時代の遺品が豊富に保存されていることで知られています。

また、レッジョ・ディ・カラブリア市内にはかつての城壁や、浴場跡も僅かながら形をとどめており、当時の人々の生活を垣間見ることができるでしょう。

アスプロモンテ国立公園

この公園は、アペニン山脈の最南端を構成するアスプロモンテ山を中心とした山岳地帯にあります。

ほぼ手つかずの厳しくも美しい自然の中で、トレッキング、スキーなどのアクティビティができることで知られています。

高台に位置するガンバーリエの町から見渡せる、広大な景色を眺めに行くのもおすすめです。

コゼンツァ

大学の町として知られるコゼンツァ市は、その昔、北カラブリア州の交通の要衝として栄えました。

イタリアで2番目に大きいと言われる旧市街には、青空美術館やショッピングが楽しめるメインストリートなどの見どころがたくさん。

街はシッラ国立公園にほど近く、公園内に入れば、乳製品加工工場の見学やトレッキング、スキーを楽しむことができます。

ディアマンテ

海に面したのどかな街ディアマンテは、唐辛子王国と呼ばれるカラブリア州の中でも、その中心地として世界的に知られています。

毎年9月には、唐辛子への愛情をこめてペペロンチーノフェスティバル唐辛子祭り)を開催しています。

また、旧市街の壁面は様々な「街中アート」で埋め尽くされており、地中海の海風に吹かれながら、アートと食の両方が楽しめる街です。

スティーロ

カラブリア州の中でも特に秘境の地として知られるスティーロ

この小さな町の中で注目を集めているスポット、それはビザンチン様式を完璧に現代に伝える小さな礼拝堂「ラ・カトリカ・ディ・スティーロ」です。

現在は教会としては使われていませんが、10世紀から残る貴重な聖堂として、正教徒から親しまれています。

公共交通を使って行くのが難しい町ですが、周辺観光と合わせて、ツアーに参加して訪問するのも一つの手です。

カラブリアの天候

カラブリア州の面積の90%はアペニン山脈の丘陵地で占められています。

そのため標高が高く、冬には雪が降ることも少なくありません。

基本的には地中海気候であり、夏は降水量が少なく乾燥し、冬季に降水量・降雪量が多くなります。

また山間部は特に天候が変わりやすいので、夏でも折り畳み傘やちょっとした上着などは忘れずに持っていきましょう。

カラブリアの歴史

カラブリア州の歴史は紀元前3千年後半、旧石器時代まで遡ることができます。

カラブリアの地に最初に定住していたのはオスク語を話す諸部族と言われていますが、紀元前8世紀ごろには古代ギリシャ人に支配されます。

ギリシャ人が海岸地域に移住してきた後、紀元前5世紀から6世紀にかけて、マグナ・グラエキアの有力な都市が次々と建設されていきました。

その後、半島南部の他州同様、ビザンチン、ノルマン人、スペイン人、ブルボン朝、ナポリ王国と支配者が幾度となく変わっていきます。

結果的に、主体的な政体を持つことがないまま、1860年にイタリア王国に組み入れられたのです。

次々と異なる民族に支配されながらも、古い時代の建物を残し続けたため、カラブリア州は「異文化がミックスした建築物の宝庫」として世界中から人気を集めています。

乗り物

列車の旅

[2015年7月]南イタリアのロッチェッラ・イオーニカのホテルの人が「…