修道士のおじいさん

修道士のおじいさん

【2022年4月】ブルガリア第二の修道院、バチコヴォ僧院の続きです。

バチコヴォ僧院の宝物
博物館に飾られていた宝物

博物館で、僧院のお宝を眺めた後、ふと見たらクジャクが。

修道士が飼っているのでしょうか。

それから、階段を上って修道士の居住空間と思われる木造りの廊下を歩きました。

非常に整然としていて、ホテルのようでした。

その場には何も書いてありませんでしたが、後で調べたら、巡礼者用の宿泊施設があるようで、1ベッドにつき(1部屋ではなく)、25レフ(1800円ほど)で泊まれるそうです。

バチコヴォ僧院の修道士や巡礼者の居住空間
整然とした廊下

写真を撮りながら、ゆっくり進んでいたら、先に行っていた夫が誰かと話しているのが見えました。

どうやら、相手はここの修道士の一人のようです。

かなり年を取っている人のように見えました。

近づいてみたところ、夫が言うには、彼は少しばかりイタリア語が分かったそうです。

それからドイツ語も話すとか。

バチコヴォ僧院の修道士
修道士のおじいさん

そしてもちろん、ロシア語も。

東欧のお年寄りはたいてい、ロシア語が分かります。

修道士は何人いるのか尋ねたら、10人だとのこと

彼は自分の個室の前に椅子を出して腰かけていたのでした。

たった10人で、この修道院を運営できるとは思えないので、たぶん、国がお金を出して管理しているのでしょうね。

言葉が分かって、もっといろいろ聞けたら良かったのですが・・。

バチコヴォ僧院の修道士の洗濯物
洗濯物が干してあるところが修道士の部屋

修道士が暮らしている部分には、洗濯物が干してありました。

立ち去ろうとしたら、しぐさで、お金を無心されましたので、夫がいくばくかを渡しました。

托鉢みたいなものでしょうか。

嫌な感じはしませんでした。

バチコヴォ僧院の外の丘にあったチャペル
納骨堂ではなかった小さいチャペル

ガイドブックには、納骨堂も見どころだと書いてあったので、売店の人に尋ねたところ、敷地の外に出て、駐車場から上って行ったところだというので、言われた通りに行ってみました。

確かに丘を登ったところに、小さい教会があるのが見えます。

なかなか絵になる風景で素敵だったのですが、行きついてみたら閉まっていました。

後で納骨堂の写真を見てみましたが、私達が見たのは残念ながら、納骨堂ではなかったようです。

バチコヴォ僧院外の丘から見た風景
丘から僧院を振り返る

こういう時に、説明が聞けて、無駄な間違いもないツアーだといいのにな、と思うわけですが、好きなだけ時間をかけられる個人旅行も捨てがたく、一長一短ですね。

ちなみに、この売店の人にも、帰りのバスの時間について聞いてみたのですが、何も知りませんでした

さて、我々はちゃんと帰れるのでしょうか・・・。