
【2016年8月】ワルシャワで、その日の午後に参加したのは、「共産主義ツアー」。市内の関連個所を周りながら、ポーランドが共産主義だったころの事を中心に、第二次世界大戦前後の情勢を学ぶツアーです。我々の宿に迎えに来たのは、マリウシュという40歳のガイドと、彼と同い年のかわいい黄色いミニバス
巨大な建造物ですが、1955年、たった二年で建設完了したそうです。スターリン様式と呼ばれる建物で、私達はごく最近、ラトビアのリガでも似たのを見たばかりでしたが、このデザインはそもそもはニューヨークのエンパイヤ・ステート・ビルの真似なのだそうです。中を通って、劇場の方へ行きました。周りに各人種の像があり、これは共産主義の精神の下では、皆、平等であることを示しているとのこと。北朝鮮の女性とみられる像もありました
共産主義時代、他国では、教会が壊されたり、例えばスロバキアでは、教会に行く人々は左遷されたなどという話を聞きましたが、ポーランド人は敬虔なカトリック教徒として知られ、教会を冒涜すると暴動が起こるとみられたため、宗教への圧力は少なかったそうです。党員は教会へ行けなかったけれど、一般の人々は行けたそうです。ちなみに、当時の共産党本部の建物には、今はフェラーリの店が入っていました。