【2022年9月】シチリア島での夏休みを終えて、一旦帰宅した後、用事があって、今度は北イタリアへ行きました。
ホリデーではないのですが、用事のついでに、コモ湖から南東へ15キロほど行ったところのLurago d’Erbaという片田舎にあるローマ料理のレストランに予約をして行きました。
レストランの名前は、La Taverna di Rugantino といいます。
テラス席に通されました。
まずは食前酒としてプロセッコを一杯ずつ飲み、前菜はポルケッタをシェアしました。
今回、納得したことは、ポルケッタとは基本、チャーシューなのです。
私は昔から、チャーシューラーメンは好きですから、ポルケッタも好きなわけです。
周りに硬いけれど味の良い脂身が付いていて一層、旨味を引き立てています。
これに満足した後、私はメインに典型的なローマ料理、仔牛のSaltimboccaを食べました。
特に驚きはなかったですが、美味しかったです。
夫はバッカラ(タラ)の煮込み料理。
量が少なめだったようですが、味には満足していました。
付け合わせに頼んだPatate rosticciate が絶品。
厚みのあるポテトチップスで、これはやめられません。
もう一つのサイドは、Cicoria ripassata (チコリ)で、ちょっと辛い味付け。
夫によると、この辛くないバージョンを、お婆さんがよく作っていたそうです。
八百屋で買うのではなく、野原で摘んできて。
ここまでですでに満腹だったので、デザートは省略して、食後酒にローマのアマロを飲みました。
以上にローマのワイン1本とコーヒーも入れて€105(15000円弱)。
最近の食事の中では高い方ですが、満足度も高かったです。
このレストランの特徴はとっても元気の良いウエイトレス。
ポンポンしゃべって、普段おしゃべりな夫がタジタジなほど。
ほかのウエイター達も皆、感じ良かったです。
この日は夕方にコモ湖へ。
前回行った時にはなかった湖の中の散歩道を歩きました。
周りの山の木々がすでに色づいていて、秋を感じました。
コモの町の中はまだ、夏休みの名残があり、外国人観光客が山ほど。
風が吹いて涼しかったのに、ノースリーブを着て歩きながら夏を惜しむ人々で賑わっていました。
PS. その後、季節が変わった冬に、このレストランを再訪。
その時知ったのですが、ここのオーナーは、この北イタリアの町で生まれ育った女性と結婚するために、ローマから北上してきて、ここにレストランを築いたのだそうです。
片田舎にあるので、「知る人ぞ知る」タイプのレストラン。
今回も地元の人達でいっぱいでした。
私が再度、美味しいポルケッタを食べたことは言うまでもありません。