【2015年4月】キプロスのファマグスタの城壁の中では、ラーラ・ムスタファ・パシャ・モスクを見学しました。
まったく、どこがモスクなんだーと思うゴシック教会の建物。
イスタンブールのアヤ・ソフィアのような、ビザンチン様式の正教会の建物がモスクに変わった例は見たことがありましたが、こんな典型的なカトリック教会の形をした建物がモスクとして使われているのは初めて見ました。
モスクなので、靴を脱いで絨毯が敷き詰めてある屋内へ。
真ん中あたりにミフラーブがこしらえてあり、祭壇はなく、像は取り払われていました。
宗教画は塗りつぶされたそうです。
ミナレットが付け加えられていました。
この建物は13世紀末から14世紀初めに聖二コラ大聖堂として建てられたもの。
モスクになったのは最近のトルコ軍侵入ではなく、16世紀のオスマントルコのとき。
形が不釣合いでも、宗教建築を小手先の調整だけで再利用するんですねー。
面白かったです。
そういえば、スペインのコルドバにあるメスキータは、どう見てもイスラム風の見かけでしたが、キリスト教の大聖堂でした。