石垣島のサトウキビ、唐人墓、そして塩工場

石垣島のサトウキビ、唐人墓、そして塩工場

【2017年4月】石垣島での四日目、天気が良かったら、また海で泳ぎたいと思ったのですが、あいにく曇り空。

いろいろ考えた挙句、観光タクシーに乗ることにしました。

宮川さんという運転手に5時間、付き合ってもらいました。

まず、「サトウキビ・ジュースは飲んだことありますか」と聞かれ、サトウキビの絞り機のあるちんすこう工場へ。

物産センター石垣島という所だったと思います。

200円で一杯飲んでみたジュースは確かに甘いながら、草っぽい味がしました。

サトウキビって竹みたいなものなんですね、知りませんでした。

ちんすこうを家族のお土産に買って、隣の唐人墓を見に行きました。

ここは19世紀、奴隷として米国に売られた中国人労働者が、ひどい扱いに耐えかねて船上で反乱を起こした末、石垣島付近で座礁。

上陸した中国人も多くが追ってきた米英の兵士に殺されたり、病死したりしたそうで、その人達を祭った記念碑なのだそうです。

宮川さんによると、米国は黒人奴隷を解放した後、中国人を奴隷にしようとし、英国人が取引に関わったのだとか。

腹立たしい話ですね。

すべて腕力が物を言っていた時期の話。

今は経済力がすべてですから、英米ともに、中国には頭が上がりません。

その後、今度は塩工場に行きました。

その名も「石垣の塩」。

まずは、工場の敷地から、細い道を通って美しい海岸に出ました。

名蔵湾という所で、ここから15キロ沖の水深220メートルの所のきれいな海の水を瓶に入れて、塩と水を分離。

天日で2週間から一か月ほど乾かして、つぶして不純物を取り除き、さらに検査の末、製品とするのだそうです。

説明してくれた年配の方は、ちょうど粒を砕く手作業をしている最中でした。

隣には、「ミネラルテラピー、ソルトスパ美塩」というのがありました。

パンフレットだけもらいましたが、「世界初」なのだとか。

時間があったら一度、体験してみるのもいいかもしれませんね。