【2021年6月】1か月に渡った私達のエディンバラ滞在も、とうとう最後の晩を迎えました。
始めた時には、1か月は長いと思ったのでしたが、終わってみると、あっという間。
この日は、すっかり「我が家」になったエアビーの掃除をし、夕方には、予約した海辺のリース地区のレストランへ。
Teuchters Landing という名前のパブレストランです。
外に人が並んでいたのには驚きましたが、予約してあったので、すぐに席に通されました。
けれど、その後の展開が普通ではありませんでした。
メニューをQRコードで見るというのは、コロナ渦中、よくあることですが、注文もオンラインでするのです。
レストランの中にいるのに、まるで我が家で時々使う、料理宅配サービスのデリバルーのようです。
味気ないこと、この上ありませんでした。
そして、前菜、メインと分けて頼んだつもりが、全部、一緒に出てきてしまい、隣のテーブルのカップルがびっくりしていました。
けれど、食べ物の内容は良かったです。
私が前菜のつもりで頼んだのは、ムール貝。
メインには、アンコウの揚げ物を食べました。
夫は、アンコウと鮭の串焼きと、燻製ニシン。
いずれも、味が良好で、特に付け合わせのフレンチフライには良い具合に胡椒もかかっていて美味しかったです。
デザートには、ものすごく密度の高いスティッキートフィーを一つ取って、二人で分けました。
それとスコッチウイスキー。
私は地元、リースの蒸留所のスモーキー・バージョン、夫はハイランド・パークで、どちらも控えめなピート味でした。
このレストランは、かなり規模が大きく、いくつも部屋があったほか、外のテーブルの数もたくさんありました。
ウエイトレスの感じは良かったのですが、いかにもバイト風の若いウエイターが、気が利かなくて未熟。
今回、エディンバラでは多くのレストランに行きましたが、たいていどの店にも、こういったバイトが一人はいて、飲食業の人手不足問題が如実に感じられたことでした。
ちなみに、この夕べは、サッカーのユーロ2020のイングランド対ドイツの試合が開催されていたのですが、驚いたことに、イングランドが勝ちました。
それで、このレストラン内のどこかでも、歓声が沸き起こっていました。
スコットランド人は、宿敵のイングランドを応援しないものだと思っていましたが。
もしかしたら、イングランドからの旅行者の集団だったのかもしれません。