【2024年7月】イタリア南部の島、プローチダでは、島を巡ってくれたタクシー運転手のカルロが推薦した旧市街のレストラン、Ristorante Gorgonia を探して行きました。
タクシーを降りた地点から、狭い路地をひたすら下ります。
途中の家々も、もちろんカラフルで、そこに洗濯物が干してあったりするのが、フォトジェニック。
写真を撮りながらなので、なかなか進みません。
下りきったところは港に面していて、レストランが並んでいました。
目指すレストランはピンクの建物だと教わっていたので、ピンク色を求めてうろうろ。
ちょっと海をのぞいたら、魚がうようよ。
見つかったRistorante Gorgoniaは、開店前だったので、そのすぐ裏のお土産屋さんを覗きました。
リモンチェッロ味の砂糖だと書いてあるまっ黄色の砂糖が珍しかったので、お土産用に買いました。
しかし、これは失敗。
家に帰って試しましたが、まったくリモンチェッロ味はせず、不気味な代物でした。
さて、レストランへ。
一番乗りのお客だったので、外の日陰のテーブルに座らせてもらえました。
まずは、プロセッコを一杯ずつ飲んだ後、スターターには、Insalata di Mare 。
これは、タコとかイカとか貝類が刻まれただけのもので、レモンを絞って食べます。
新鮮な魚介類そのものの濃い味が、それぞれ楽しめました。
メインにはTartara di Tonno とMazzancolleを取って、二人で分けました。
Tonno(マグロ)はお醤油なしでも美味しかったけれど、お醤油があったら、もっと良かったかも。
マッツァンコッレは、もっと塩が効いているものを想像していたのですが、普通のグリルでした。
で分かったのですが、私はてっきり、マッツァンコッレは料理の名前だと思い込んでいたのですが、単にエビの種類のことだったのですね。
昔々、両親が初めてイタリア旅行をした際に食べたマッツァンコッレが塩を効かせたグリルだったため、2人はエビの塩焼きをそう呼ぶのだと思い込んで、その後、家でもエビの塩焼きをマッツァンコッレと呼んでいたのでした。
プローチダのこの店では、そのほか、サラダも頼んだのですが、これには生のニンジンが入っていて、ポリポリ食べられて美味しかったです。
デザートにはレモン・シャーベット。
玉が三つと気前が良かったです。
そして、何よりのごちそうは、その環境。
すぐ前が海で、静かで、心底、くつろげました。
もっとも、人が続々と入ってきてからは、視界が遮られましたけどね。
ワインはカラフェでとって、お値段は計€87(約14000円)でした。