【2021年12月】私達は、ポルトガルのリスボンにあるエストレラ大聖堂の前から28番のトラムに乗りました。
この辺りは市の西部で、まだメジャーな観光地ではないので、席が取れました。
このトラムはツーリスト御用達として有名です。
というのも、1930年代のレトロな車体が可愛らしい上、ルートに、アルファマ地区やリスボン大聖堂などの主要な観光地が盛り込まれているためです。
このため、スリが横行しているので要注意、とどのサイトにも書いてあります。
私達が乗った時には、危険を感じることはありませんでしたが。
このルートに古い小さい車体が使われているのは、きついカーブがたくさんあり、道幅が狭く、勾配が急な坂道が多いことから、大きな新しい車体では無理なためだそうです。
ネット情報によると、28番のトラムが開設されたのは1914年だとのこと。
朝の6時から夜の11時(週末は10時半)まで運行していて、間隔は10~15分。
直線距離で7キロの距離を48分~1時間かけて走ります。
一回乗るのに€3(約390円)かかりますが、公共の交通機関を24時間乗り放題の切符が€6.40なので、これを買うとお得です。
ただし、このお得な切符は地下鉄の駅でしか売ってないのだそうです。
私達は、泊まっていた宿が地下鉄の駅から遠かったこともあり、面倒だったので、一回一回支払いました。
前日に乗ったケーブルカーと同様、乗ってしまうと写真が撮りにくく、しかもどんどん混んできたのでぼうっと外を眺めるしかなかったのですが、これに乗ったお陰で、リスボンの大まかな地理が飲み込めました。
ガイドブックに載っていた地図が地区ごとになっているため、とぎれとぎれで、全体像がつかめず、イライラしていたのでした。
町の中心部は、2年前に乗ったトゥクトゥク・ツアーのルートとほぼ同じだったと思います。
主な観光地を過ぎると、車内が
急速に空いてきました。
それにつれて、車窓の景色が普通の庶民の町に。
というか、移民の多い地域に入って行ったようです。
そして終点のMartim Moniz は雑然とした都会でした。