【2022年8月】イタリアのシチリア島、シラクサの港から出発したボートトリップの最終目的地は、自然保護区にあるピリリッリという入江でした。
リベッチョという風が強かったので、外海をまわってここに行きつくという予定を変更し、いったん港に戻って、首をかがめて低い橋を通り抜け、反対側へ。
オルティージャ島のこちら側は、風がさほど強くなく、恐怖を感じることなく航海できました。
なので、突先にお城があるオルティージャ島が遠ざかっていく風景を気持ちよく眺めることができました。
着いたピリリッリは、明るいベージュの崖に囲まれた入江で、その海の美しいこと!
着いた時には、若者のグループが海に入って遊んでいました。
我々もここでひと泳ぎします。
私は泳ぎが得意でないので、いつものように、救命胴衣を着せてもらいました。
おかげでプカプカ浮きながら遊べました。
水温もちょうど良く、最高。
これほど水がきれいなのに、魚がいなかったのが不思議でしたが。
若者グループがほどなく立ち去ったので、私達二人だけでこの楽園を独り占めできました。
しばらく海の中で遊んだ後は、浅瀬でリラックス。
真っ青な空と水の青緑色が目に沁みます。
堪能した後、私達を待つ船へ戻りました。
ここで、瓶入りのスプリッツが振舞われました。
瓶入りでも、それなりの味でした。
船上で、この若い船頭さんとおしゃべり。
彼がこの入江をドローンから撮ったという動画を見せてくれました。
水の色がものすごい青。
崖の上を歩いている人が数人いるのが見えましたが、上から見ると、こんな風なのでしょう。
彼は先に見た洞穴のある崖の上に住んでいて、冬場には大波が押し寄せて、道路や車など、そのあたりにある物がすべて潮っぽくなるのだと言っていました。
彼は冬場はエンジニアの仕事をしているそうで、船乗りとして世界を廻ったこともあるそうです。
中でも感激したのが、パナマ海峡だとか。
それから、シンガポールではマリーナベイ・サンズの屋上に上るのに200ドルも払ったと言っていました。
英国のノッティンガムに2年住んだこともあるそうです。
そんな国際的な人なら、と思って、美味しい和食のレストランを尋ねてみたら、食べ物に関してはコンサバだそうで、和食も中華も嫌いだとのこと。
代わりに美味しい地元の料理の店を紹介してもらいました。
一しゃべりした後、港に戻り、なかなか充実したボートトリップが終わりました。