【2022年12月】スペインのサラマンカでの大晦日、午後は、まだ開いていた店を巡って買い物などに時間を費やしました。
ホテルの部屋で、小さいお祝いをするために、お菓子やCavaも買いました。
お菓子屋さんはたまたま見つけた店だったのですが、人気店だったようで、外まで人が行列。
夫は本当は散髪もしたかったのですが、大晦日の午後、床屋はどこも閉まっていました。
ホテルに戻って夜に臨む準備。
カウントダウンの時には、すぐ近所の美しい広場、Plaza Mayorで何かお祝いがあるのかホテルの人に尋ねたら、「イエス」と そっけない返事ではありましたが、気持ちはわくわく。
繰り出す前に、ホテルの部屋で、買ってきたお菓子とCavaで前祝をしました。
外に出たのは11時過ぎだったと思います。
前にも紹介したライトアップされたPlaza Mayor にぞくぞくと人が集まってきます。
ぶどうが入ったカップを手にしている人もちらほら見かけました。
スペインでは、カウントダウンの毎秒にぶどうを一粒ずつ食べるのが習わしなのだそうです。
一粒ごとに願い事をするそうですが、一秒に一粒ですから、これは事前に用意しておかないと無理ですねー。
広い広場がすっかり人で埋まり、さて、これから何が起こるかと期待が高まった時、カウントダウンの呼びかけも何もなく、12時に。
そして、驚いたことに、クリスマスの飾りも含め、ライトが全て消えたのです。
え?
花火が揚がるわけでもなく、音楽が演奏されるわけでもなく、Plaza Mayor では、普通の日と同様、真夜中にライトが消されるという日常が繰り返されただけでした。
大人数で来ている人たちは、その後、暗い中、Cavaとみられる発泡酒を開けて祝っていましたが、拍子抜け感は否めません。
我々はすごすごとホテルに戻りました。
そしてインターネットで調べてみたら、どうもこの町ではカウントダウンを大学の学期終了日にやるらしいです。
学期が終了すると、学生は皆、クリスマスを実家で過ごすために親元に帰ってしまい、本当の年越しの時には、人が少ないからなのですって。
学生様様の町なのですね。
それにしても、「イエス」と答えたホテルのレセプショニストはいったいどういうつもりだったのでしょう。
繰り返しますが、本当に呆れたホテルでした。