【2019年5月】秋田県の角館は、桜の名所として有名です。
関東ではとっくに散ってしまった後の4月末から5月初めが角館の桜のピークといわれます。
町を挙げて開催する桜まつりは、今年は4月20日~5月5日と設定されていました。
残念ながら、今年は咲くのが早めだったようで、私達が行った時は盛りを過ぎていましたが、町内のいたるところに桜の木があり、散る花びらが地面をピンク色に染めていて、これもまた一興でした。
基本的な見どころは二か所。
一つは武家屋敷街の枝垂れ桜で、角館町内には、国の天然記念物に指定されている枝垂れ桜の木が162本もあるのだそうです。
武家屋敷の黒い壁に薄いピンクの花がよく映えます。
もう一か所は、角館町の西側を流れる桧木内川沿いに立ち並ぶソメイヨシノです。
2キロに渡る地域にずらっと並んでいて壮観なのですが、その数は約400本あるそうです。
川沿いの小道の両側に並んでいるので、満開の時にはきっとピンク色のトンネルのようになるのでしょう。
私達が歩いた時には、葉桜になりかけていましたが、何よりも風流だったのは、花が散る様子が雪のようだったことです。
花吹雪とはよく言ったものだと思います。
車の上などに「積もって」いました。
今にも降り出しそうな曇り空が残念でしたが。
土手では、お弁当を広げている人々が見られたほか、川沿いの広場には出店がたくさん出ていて、飲み食いする人々で賑わっていました。
その中に珍しい、いのししの肉を焼いている店があったので、私と夫はいのししのソーセージを買って食べてみました。
猪も豚の仲間ですから、ふつうのソーセージとあまり変わりませんでしたが。
他の家族はきりたんぽに味噌を塗ったものを買って食べていました。
ちなみに、観光地である角館では、駐車に苦労します。
私達は幸運にも、川沿いの大型車専用の桜並木駐車場が普通車にも開放されたその時に出くわし、スムーズに駐車できました。