身体に悪そうで美味しいもの

身体に悪そうで美味しいもの

【2022年12月】年末年始のスペイン旅行、翌日はエストレマドゥーラ州を出て、バスでサラマンカに行きました。

サラマンカは「スペインで最も美しい世界遺産の町の一つ」とスペイン観光局のサイトに表現されている大学町です。

カセレスを9時半に出発したバスがサラマンカに着いたのは、予定を30分ほど遅れた午後1時ごろ。

車窓は、なだらかな起伏のある緑の大地に、時折、牛、羊、馬が見られました。

スペイン、サラマンカの郷土料理店La Viga の店内
大衆食堂風のLa Viga の店内

私達の目的は黒豚なんですけれどー。

豚はどこだ??

さて、サラマンカではバスステーションからホテルまでタクシーで行き、まだ部屋の準備ができていないというので、荷物を置いて、さっそく食事へ。

バスの中で夫が、郷土料理を食べさせるレストランを検索していたので、そこを探して行きました。

La Viga という名前で、行ってみたら、場末の食堂といった風情のレストラン。

目玉は、Jeta(ヘタ)という豚の鼻だかほっぺだかを揚げたもの(後で調べたら、豚の顔と書いてありました)。

スペイン、サラマンカの郷土料理店La Viga のソーセージ
ソーセージは1/2皿

かなりしょっぱくて、いかにも身体に悪そうな代物ですが、これが香ばしくてとーっても美味しい。

何年か前、ルーマニアでもよく似た美味しいモノを食べたのを思い出しました(と書いて調べたら、Jumari という豚の脂身を揚げたものでした)。

ビールのおつまみといった位置づけなのか、お客さんは皆さん、ビールを飲んでいました。

私達はワイン派なので、赤ワインをグラスで飲みましたが。

ヘタには、1皿と1/2皿のチョイスがあったのですが、何も知らない私達は1皿頼みました。

そうしたら、多すぎて、残す羽目に。

スペイン、サラマンカの郷土料理Jetaの元
市場で売られていた豚の鼻

もったいないことをしました。

このヘタに加えて、ソーセージとイベリコ・ロモを1/2皿ずつ。

全く野菜っけのない食事です。

この食事、全部で€28.80(4300円ほど)と格安でした。

ここを出た後、たまたま行き当たった屋内市場に入ってみたら、豚の鼻、足、耳などが売られていました。

どの部分も無駄にしない、その精神が良いなと思った次第です。