ミハエル門と塔

ミハエル門と塔

【2016年5月】この写真は、ブラチスラバの旧市街に入るための門、ミハエル門の塔の上から見た景色です。この門の歴史は1300年ごろに遡りますが、現在のものは1758年にバロック様式で建てられたものだそうです。その昔、ブラチスラバの旧市街に入るのに4つの門がありましたが、今はこのミハエル門しか残っていません。門の塔は7階建てで、高さが51メートルあります。ちょっとしたバルコニーがあって、そこから旧市街を見渡すことができます。それが目的で、兵器博物館になっているこの塔に上ったのでした。兵器には興味がないので、ほとんど素通り。日本刀があったのだけ、目に付きました。上から見ると、旧市街がいかに小さいかがよく分かります。後に学んだのですが、チェコスロバキアだった共産主義時代、政府はチェコのプラハの旧市街を政治・文化の中心として旧市街の戦後復興に力を入れた半面、ブラチスラバは産業都市として位置づけ、旧市街は小ぶりにとどめたという話でした。

それにしても、この博物館もブラチスラバ城と同様、地味な入口が閉まっていて、開館しているのかどうか不明。どうも人に来てほしくないようでした。