【2017年5月】チェコのモラヴィア地方のブルノから、ユネスコの世界遺産に登録されているテルチという町へ行きました。
ここはモラヴィアとボヘミアの堺に位置しています。
事前に調べたところ、ブルノからのバスの時刻の関係で、一泊しないと無理だと思ったので、ブルノのホテルを一泊棒に振って、テルチに泊まりました。
もっとも、ブルノのホテルの人に聞いたら、ほかにもバスがあるとのことだったので、日帰りも可能のようです。
ブルノからバスで約二時間、前日のミクロフへの道中よりは、車窓の景色にバラエティがあり、丘や林が見えました。
テルチの目玉は、広大な広場です。
広場の周りにルネサンスやバロック様式のかわいい家々がずらっと並んでいるのです。
泊まったホテルは、広場からちょっとだけ奥に入ったところにある Hotel Celerin Telč。
ここの親切な受付嬢が、翌日のバスの予約をしてくれたのですが、彼女は「私は7か月ロンドンに住んだことがあるから知っているけれど、ロンドンでは夜遅くまで電車が動いていますね。ここじゃ、日に二本のバスがあるだけ。ごめんなさいね、チェコはこんな具合なのよ」と恐縮していました。
恐縮する必要など、まったくないのに。
まあ、確かに、若い彼女には退屈な所なのかもしれません。
ちなみに、このホテルの受付に、テルチ城の日本語のパンフレットが置いてあっただけでなく、折り鶴が飾ってありました。
美しい広場とその先にお城や教会があるだけの小さい町なのですが、世界遺産なので、けっこう海外からも観光客が訪れるようです。
広場は本当にきれいです。
私達は、夕方の光に照らし出される家々、お城の庭、川に映る町など、暗くなるまで楽しみました。