【2019年2月】これまで何度か行ったロンドン東部のグリニッジですが、目的はグリニッジ・マーケットでした。
今回は観光が主目的で出かけたのですが、やはりマーケットは欠かせません。
素敵なアートやクラフトのブースが山ほどあり、目を楽しませてくれるほか、食べ物のブースも充実しています。
入口に、創設1737年と書いてあるので、歴史のある市場に違いありません。
ちょっとネットで調べてみたら、なんでも1700年12月19日に王室による認可を得た後、実際に取引を始めたのが1737年なのだそうです。
記録によると、1831年の時点では、生きた動物、肉、魚、野菜などの食物のマーケットだったとのこと。
周囲では、瀬戸物などを売るブースが出ていたといいます。
食肉処理場も併設されていたそうです。
最初から現在に至るまで、管理をしているのは、グリニッジ病院だとのこと。
長年、食べ物の市場として続いたマーケットですが、第二次大戦後には徐々に廃れて行ったそうです。
その後、1985年5月にアートとクラフトの市場として復活。
今は毎日やっていますが、日によってブースは異なり、アンティークが多い日やファッションが多い日などがあるようです。
多い日には120ほどのブースが出るという話です。
日曜日のこの日、通路が人で埋まるほどの人出。
カラフルなマフラーが目に留まり、一つ買いました。
実際に作っている人から、話を聞きながら、品物を買うのは楽しいものです。
マーケットを楽しんだ後は、カティサークの脇を通って帰途につきました。
カティサークは1869年に建造された紅茶を運ぶ高速帆船。
その当時、中国から英国に、いかに早く紅茶を運ぶかで競ったとか。
昔も今も、英国人にとって、紅茶は非常に重要な飲み物なのですねー。
£13・50(2000円弱)払って中に入ると、歴史を物語るビデオとか、インタラクティブの展示とかが見られるそうですが、私達は入りませんでした。
カティサーク号というと、私は火事を思い出すのですが、調べてみたら、この火事は、2007年5月の修復工事中に掃除機が発火して起こったものだそうです。
2012年に復活公開されたとのことです。
今回のグリニッジ遠足はこれでおしまい。
今回見損なったペインテッド・ホールと、扇子博物館を見に、また訪れたいと思います。