【2020年9月】イタリアのサルディニア島の西岸にある町、ボーザを訪れた日、丘の上の城跡見学の後は、まずランチの予約をしました。
いつものように、夫がネットで検索し、良さそうなレストランを選び、電話で予約。
Locanda di Corte という店です。
あてにならないグーグル・マップを頼りに、このレストランを探しながら、上ってきたのとは反対側から丘を下ります。
反対側は旧市街の端っこで、家々の脇に長い階段が続き、これを下りました。
そして旧市街の中心付近に辿り着いた後、上り下りのある迷路のような町で少し迷った末、レストランを見つけました。
迷っても、しょせん、小さい町ですからね。
レストランには屋内もあるようでしたが、私達が案内されたのは戸外のテラスのテーブルでした。
まずは、渡されたコロナウイルスに関する書類を書き、それからまたもQRコードでメニューを見ます。
この町のしきたりなのかな?
おそらくコロナ対策なのでしょう。
アペリティフにプロセッコをグラスでオーダーしたのですが、結局、これをお代わりして一人3杯ずつ飲みました。
スターターは、Tris Antipasti Mare というメニューをシェアしました。
イカ+ボッタルガ、マリネートされたツナ、タコ+ポテトの三種類のお料理が出てきました。
どれも美味。
メインは、私にしては珍しくプリモ(炭水化物系)で、Risotto alla Pescatora という魚介類のおじや。
ムール貝とかクルマエビとかが乗っていて、ご飯の味も上々でした。
夫はFregola Cozze Vongoleを選びました。
フレゴラというのは、つぶつぶの、クスクスをちょっと大きくしたお米のようなパスタです。
デザートは、レモン味のパンナコッタみたいなケーキと、サングリア入りのチーズケーキをシェア。
どちらも独特で、食べなれない味でしたが、美味しかったです。
お会計は全部で€93.50(12000円弱)。
何度も行ったアルゲーロのIl Pesce D’Oroよりは高めでしたが、とっても満足しました。
ここのウエイター達は、きちっとした感じで、客の質問には丁寧に答えていました。
顧客はすべて、旅行者だったようです。
実際、ボーザでは外国人旅行者を多く見かけました。
私の後ろのテーブルにいた家族連れの中に、6歳ぐらいの女の子がいたのですが、ウエイターから「美味しかった?」と聞かれ、きっぱり「No」と答えていて笑っちゃいました。
日本ではなかなか見かけない光景ですよね。
食後はまた、ぶらぶらと町歩き。
町を流れるテモ川を渡って、かつて皮なめし街だったところを歩きました。
皮なめし博物館は残念ながら閉館中でしたが。
川のこちら側から見る旧市街も良い眺め。
川には漁船がたくさん停泊していました。
ボーザは本当に絵になる町です。
後ろ髪をひかれながら、予定通り、16:59発のバスでアルゲーロに帰ってきました。