【2010年3月】キューバのトリニダに到着しました。
昨日はハバナのホテルが古くて立派な5つ星で感心しましたが、トリニダのホテルは新しくて立派な、4つ星でした。
スペイン系のチェーン・ホテル、Iberostar Grand Hotel です。
立地が良く、部屋にも文句はありませんでした。
今回の旅行代金がそこそこ高かったのは、割と良いホテルを選んであったからなのでしょう。
地元の人の生活からかけ離れた大名旅行で、なんとなく正しくないと思いましたが、快適なのは否めません。
一般家庭に宿泊するオプションもあったもようで、町歩きの際、バックパッカーの旅行者が家主とハグして別れているのを見かけました。
さて、このホテル内でホットドッグとビールのランチを食べて一休みした後、さっそく炎天下のトリニダードの町に出てみました。トリニダは眠ったようなカラフルな町で、被写体としては天下一品。
写真を撮りまくりながら歩きました。
市場が出ていて、早速、手編みのレースのセーターをお買い上げ。
10ペソ(当時のレートで1000円ほど)。
ちなみに、私達が持っていた通貨は外国人向けのペソで1ペソ=100円前後でしたが、現地の人のペソは、1ペソ=4円ぐらいだったようです。
夫はロンドンで買ってきた帽子が蒸すと言って、ここで風通しの良い帽子を買いました。
被っていた帽子は売り手に進呈していました。
キューバ名物の葉巻を作って売っている店があって、そこを覗いた後、おじさんがカラオケで歌い、中年以上のカップルが中庭で踊っているカフェみたいな所を覗いてみました。
すごく上手なわけでも、気取っているわけでもなく、皆さんが自然に楽しいひと時を過ごしているという感じでした。
地元の人々の日曜の午後の楽しみ方を垣間見た思いです。
人々は貧しいはずですが、時間のすごし方に豊かさを感じました。
そこを出たら、一人のおばさんが寄ってきて、レストランを紹介するといいます。
客を連れて行くと、そのレストランがおばさんにも食事を出すのだそうです。
何か悲哀のようなものが感じられました。
こういう展開には、理想に燃えて建国したカストロもがっかりでしょう。
社会主義の理想の実現はあり得ないということかな、残念ながら。
食事には早過ぎ、お腹が空いていいなかったので、おばさんのオファーはお断りしました。
その後、ホテルに戻ろうとしたら、小さい町なのに方向が分からなくなり、自転車タクシーを使ってみました。
風を切って走るのが爽快。
運賃はたった1ペソです。
しかもこの運ちゃんはもぐりだったのか、はたまた外人を乗せちゃいけなかったのか、警察がいないかびくびくしながらの運転だったのが、面白みを増しました。