【2021年6月】スコットランドのエディンバラで最初の日曜日、町の中心の北側にあるストックブリッジという地区へ行きました。
ここで日曜市場が開かれるとガイドブックにあったからです。
これまで行ったことのなかったエリアでしたが、着いてみたら、ロンドンのチズィックのような雰囲気。
市場は期待したより小さかったですが、内容は充実していました。
これもまたチズィックのチーズ市場と同様、マスク着用で一方通行。
ガイドブックにはアクセサリーや陶器なども売られているとありましたが、ほとんどは食品でした。
ジュエリーの出店が一軒ありましたが、お高くて、手が届きませんでした。
結局、ウサギ肉、鹿肉、牛肉、それとパンとオリーブを買いました。
かなり満足した後、ガイドブックにあったストックブリッジ・ウォーキング地図に沿って歩くことに。
本当は、最後がこの市場なのですが、先に市場に行ってしまったので、逆方向に歩くことします。
地域の名になっているストックブリッジ橋から、ウォーター・オブ・リースという川を覗いたら、等身大と思われるフィギュアが。
このフィギュア、見おぼえあるなと思って調べたら、やっぱりアントニー・ゴームリー作のアートでした。
「6Times」というタイトルで、スコットランド国立近代美術館から海に至る川のところどころに6体のフィギュアが配置されているそうです。
このフィギュア、私達はその昔、リバプール近郊のクロスビー・ビーチで見たことがありました。
このストックブリッジ地区はエディンバラの中でも、環境が良いところ。
Raeburn Place 通りのフランスっぽい喫茶店で一休みしたのですが、この店のテーブルに陣取って雑誌を読みふけっていた若い女性がいかにもパリジェンヌ風。
後から買い物に来た人々も、着飾らない巧みなおしゃれに精通していました。
基本、皆さん、シンプルなワンピースにカーディガンを羽織り、白いキャンパス地のスニーカーを履いていました。
私も今度、真似してみよう・・・。
それから、不動産がエディンバラ市内で一番、高いというAnn Street という通りを通って、川の流れる公園で発見された温泉のモニュメント(St. Bernard’s Well)を見て、1790年に建てられたというこの辺りでは最古の家の写真を撮り、一番ストックブリッジ地区らしいおしゃれな小売店が並ぶと言われるSt.Stephens Street を歩きました。
そしてストックブリッジ・コロニーズといういわば、公団住宅のようなところへ。
石造りのテラスハウスが幾棟も並ぶ住宅街で、労働者階級の人々の安価な住宅を提供する目的で19世紀に労働者協同組合によって建てられた住宅なのだそうです。
当時は安価だったのでしょうが、今は立地がいいので、かなり高いらしいです。
このウォーキング・マップの最終地点は、王立植物園。
英国で二番目に古い植物園だそうで、温室などに趣がある様子だったので入りたかったのですが、このコロナ渦中、事前のチケット取得が必須だとのことで、入れませんでした。
それは残念でしたが、ガイドブックにあるウォーキングを、ほとんど迷うことなく完結したことで達成感。
ここからはウーバーで滞在しているエアビーに戻りました。
その晩は、夫が、市場で買ったウサギ肉を料理してくれましたが、大成功。
とても美味しかったです。
彼が言うには、イタリアなどでは食用にウサギが飼育されているけれど、英国で売られているウサギ肉は野生なので、肉が一段と引き締まって食べ甲斐があるそうです。
市場で買ったその他の物も、全て良かったので、エディンバラ滞在中、また買い物に行きたいと思ったことでした。